室町将軍 - 戦乱と美の足利十五代 -
室町将軍 - 戦乱と美の足利十五代 -
会 期:
7月13日(土)〜9月1日(日)
休館日:
月曜日
ただし7月15日(月・祝)、8月12日(月・休)は開館。7月16日(火)は休館
開館時間:
日曜日・火曜〜木曜日
9時30分〜17時00分(入館は16時30分まで)
金曜日・土曜日【夜間開館
9時30分〜20時00分(入館は19時30分まで)
観覧料:
一 般 1,600円(1,400円)
高大生 1,000円(800円)
小中生 600円(400円)
【夜間割引料金】
一 般 1,400円
高大生 800円
小中生 400円
*夜間開館当日17時以降に当館券売所で販売。夜間割引料金で購入されたチケットで17時以前に入場することはできません。
*( )内は前売りおよび団体料金(有料の方が20名以上の場合)。
*上記料金で九州国立博物館4階「文化交流展(平常展)」もご観覧いただけます。
*障害者手帳等をご持参の方とその介護者1名は無料です。展示室入口にて障害者手帳等(*)をご提示ください。
(*)身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳、特定疾患医療受給者証、特定医療費(指定難病)受給者証、小児慢性疾病医療受給者証
*満65歳以上の方は前売り一般料金でご購入いただけます。券売所にて生年月日がわかるもの(健康保険証・運転免許証等)をご提示ください。
*小中生、高大生は学生証等をご提示ください。
*キャンパスメンバーズの方は団体料金でご購入いただけます。券売所にて学生証、教職員証等をご提示ください。
*チケット販売窓口では下記の電子マネー及びクレジットカードがご利用いただけます。
電子マネー(WAON、nanaco、iD、Edy、Kitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、nimoca、はやかけん、SUGOCA、QUICPay)
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クレジットカードVISA、MasterCard、JCB、ダイナースクラブ、AMEX、ディスカバー、銀聯カード、新韓カード*一括払いのみ。
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前売券発売所:
チケットは、ローソンチケット(Lコード81827)、チケットぴあ(Pコード769-667)、セブン-イレブンほか主要プレイガイドで発売中。
*会期中の電子チケットは当日料金での販売となります。
*電子チケットは購入の際に各プレイガイドによって各種手数料がかかる場合があります。
*博物館では前売券の取扱いはありません。
お問い合わせ:
NTTハローダイヤル 050-5542-8600(8時00分〜22時00分/年中無休)
主催:
九州国立博物館・福岡県、西日本新聞社、TVQ九州放送、テレビ西日本
共催:
(公財)九州国立博物館振興財団
協賛:
大伸社、味の明太子ふくや、九州旅客鉃道
助成:
(公財)福岡文化財団
特別協力:
太宰府天満宮、国際ソロプチミスト太宰府
協力:
ニトロプラス
後援:
福岡市、福岡市教育委員会、太宰府市、筑紫地区教育事務連絡協議会、西日本鉄道、福岡商工会議所、太宰府市商工会、太宰府観光協会

ごあいさつ

 足利尊氏たかうじを初代将軍とし、15代にわたって続いた室町幕府は、おもに京都の室町に営まれた将軍邸や、その主である将軍を「室町殿むろまちどの」と称したことからこの名で呼ばれます。京都を拠点とする武家政権として誕生し、はじめの60年あまりは朝廷が2つに分裂する南北朝時代、後半期は大名たちが覇権を争う戦国時代に重なります。日本史を二分するとも言われる大きな変革期にあって、初代尊氏から15代義昭よしあきまでの歴代将軍は、時代の波に翻弄されながらも、およそ240年にわたり命脈を保ちました。

 政治的には決して安定した時代ではありませんでしたが、3代義満よしみつや8代義政よしまさをはじめとする将軍たちは、自らのアイデンティティである武家文化を基本としながら、平安時代以来の伝統をもつ公家文化や東アジアとの交流によってもたらされた大陸文化を積極的に受け容れ、独自の価値観と美の世界を築き上げました。時の権力者である将軍たちが牽引したことで、そこで享受された芸術文化は多くの人々が追随するものとなり、それは今も日本人の心に適うものとして生き続けています。

 本展では、歴代将軍の肖像やゆかりの文化財から、室町幕府の栄枯盛衰と個性あふれる将軍たちの魅力に迫り、彼らが愛し、価値づけた名品を通して、室町時代の多彩な芸術文化をご紹介します。また、尊氏が創建し、将軍家菩提所となった京都・等持院とうじいんに伝わる歴代足利将軍の彫像13が、寺外で一挙に公開される初めての機会です。


展覧会のみどころ

室町将軍を切り口とする新たな視点。

鎌倉や江戸の将軍と異なる、政治・文化にダイレクトに作用したその個性やリーダーシップに注目し、新たな切り口から〝室町将軍像〞に迫ります。

一級資料と将軍「御物ごもつ」にみる室町文化の粋。

第一級の絵画・文献資料や将軍ゆかりの「御物」から、後の日本文化に大きな影響を与えた室町将軍の文化的営為についてご紹介します。

室町将軍とのゆかりにこだわり、厳選した計134点〈国宝14件、重要文化財71件〉を一挙公開。

室町幕府・足利将軍15代のおよそ240年を通観する、これまでにない規模の展覧会です。京都・等持院とうじいんの足利将軍像13が勢ぞろいしての公開は寺外初です。


第一章 南北朝の動乱と足利尊氏たかうじ


嘉元3年(1305)、足利尊氏は源氏の名門である足利家に生まれました。鎌倉幕府の有力な御家人でしたが、後醍醐天皇の北条氏討伐に加わり、幕府を滅亡に追いやります。建武けんむ新政しんせいにも参画しますが、やがて後醍醐天皇と袂を分かち、建武3年(1336)、弟直義ただよしとともに京都に新しい政権(室町幕府)を立ち上げました。尊氏は武家の棟梁として幕府を牽引する一方、禅宗を擁護して夢窓疎石むそうそせきに帰依し、後醍醐天皇の菩提を弔う天龍寺の建立や、一切経の書写事業など、さまざまな仏事を手がけたことでも知られます。また天龍寺造営の資金を捻出するため中国・元に貿易船を派遣し、それは後に3代義満によって開始される日明勘合貿易にも影響を与えました。
本章では、尊氏の波乱に満ちた生涯を辿るとともに、彼が心を寄せた多面的な信仰やそれに伴う事績をご紹介します。

本当の尊氏は私です


足利尊氏像
広島県指定文化財 足利尊氏像あしかがたかうじぞう
南北朝〜室町時代 14〜15世紀
広島・浄土寺

室町幕府を開いた足利尊氏の肖像画です。尊氏とゆかりの深い浄土寺(広島・尾道市)に伝来しました。尊氏の姿を伝える室町時代までに描かれた肖像画として貴重なもので、穏やかな顔立ちに尊氏の人柄が偲ばれるようです。身にまとったほうには足利将軍家の家紋である五七桐が一面に散らされています。

太宰府から京都へ、進発を伝える密書


足利尊氏御教書
重要文化財 足利尊氏御教書あしかがたかうじみぎょうしょ
南北朝時代 建武3年(1336)
京都・石清水八幡宮

後醍醐天皇とともに鎌倉幕府を倒した足利尊氏は、やがて天皇と離反して九州に逃れ、約一か月間太宰府に滞在しました。この書状は尊氏が太宰府から上京する際に石清水八幡宮に祈祷を依頼したものです。縦16.4×横13.8センチと小さく、元結もとゆいに忍ばせた密書とされます。尊氏の太宰府滞在を示す確実な史料としても貴重です。

尊氏愛用の軍扇


日月図軍扇
日月図軍扇じつげつずぐんせん
足利尊氏所用 南北朝時代14世紀
九州国立博物館

表裏に金箔の日輪と銀箔の月輪を大きく配したきらびやかな扇で、足利尊氏の花押が据えられています。尊氏が弟の直義と争った観応かんのう擾乱じょうらんの最中に、尊氏が播磨(兵庫県)から京都を目指して進軍する際、摂津の宿河原しゅくがわら(大阪・茨木市)で出迎えた土屋信宗に、その褒美として与えたと伝わる軍扇です。

かつての「尊氏像」、花押は二代義詮よしあきら


騎馬武者像
重要文化財 騎馬武者像きばむしゃぞう
南北朝時代 14世紀
京都・京都国立博物館
展示期間7月13日〜8月11日

長らく「足利尊氏像」としておなじみであった肖像画です。頭上に据えられるのは2代将軍足利義詮の花押で、像主は義詮とゆかりの深い武将と想定されます。もとどりが解けた髪に、折れた矢を負い、抜き身の大太刀を肩に担いだ姿は、激しい合戦から帰還した武将の勇姿を描いています。躍動感にあふれる、日本を代表する武将画の名作です。

第二章 室町の栄華─義満よしみつ義持よしもち唐物荘厳からものしょうごん


南北朝の動乱がおさまらぬ中、足利義満はわずか11歳で3代将軍となります。しかし巧みな政治手腕を発揮して、公武の融合や南北朝の合一、守護勢力の平定などの課題を克服し、将軍権力の強化を成し遂げていきました。また日明勘合貿易を強力に推し進め、アジア各地の珍しい品々である「唐物からもの」、とりわけ最高峰の中国 の書画や工芸品を入手して価値付けを行い、将軍の権威を高めることにも成功します。その威光を継いだ4代義持は、幕府政治の基礎を固める一方、義満以上に禅宗と中国の儒学を愛好し、自らも高い水準の書画をたしなみました。
本章では政治・文化の両面で室町幕府の最盛期を築いた義満・義持ゆかりの品々を中心に、黄金期の室町文化の粋をご覧いただきます。また義満によって確立され、以降の将軍たちにも引き継がれた唐物荘厳からものしょうごんと座敷飾りの世界をご紹介します。

栄華を極めた〝日本国王〞


足利義満像
重要文化財 足利義満像あしかがよしみつぞう
室町時代 15世紀
京都・鹿苑寺
展示期間8月6日〜9月1日

3代将軍足利義満の肖像画です。南北朝を合一して公武に君臨し、金閣を造営するなど栄華を極めた義満の出家姿を描いています。義満没後の仏事に際し等持院にて描かれた像ともされ、上部の色紙型には義満自詠の三首の和歌が書かれています。和歌の筆者は義満の寵臣であった飛鳥井雅縁あすかいまさよりと考えられています。

幕府のしくみをしっかり確立


足利義持像
重要文化財 足利義持像あしかがよしもちぞう
室町時代 応永19年(1412)賛
京都・慈済院

4代将軍義持の27歳の寿像です。正装である束帯そくたいを身に着け、威儀を正しています。八の字の眉と目尻の下がった眼、豊かにたくわえた頬のひげが印象的です。貫禄ある容姿は、父義満の死後に実権を握って4年が経ち、公武関係を安定させ、政治・文化の両面でリーダーシップを発揮して幕府を牽引する自負が溢れているようです。

中国皇帝が遣わした日明通好の証


永楽帝勅書
重要文化財 永楽帝勅書えいらくていちょくしょ
明時代 永楽5年 / 応永14年(1407)
京都・相国寺
展示期間8月6日〜9月1日

3代義満は、遣唐使の廃止以来およそ500年ぶりに中国王朝と正式な国交関係を樹立し、日明貿易を開始しました。義満は「日本国王」となって貿易を強力に推し進め、莫 大な利益と文化的な権威を手にします。この勅書は、義満が派遣した遣明使に明の皇帝が与えたものです。皇帝の象徴である五爪の龍を刷り出した大きな料紙と謹厳な文字が印象的です。

4代義持の座右を飾った禅画の傑作


瓢鮎図
国宝 瓢鮎図ひょうねんず
如拙筆 室町時代 15世紀
京都・退蔵院
展示期間7月13日〜8月11日

「ツルツルした瓢箪で、ヌルヌルする鯰をおさえとることができるか」というテーマで描かれた禅画です。発案者は4代義持で、その命により画僧の如拙じょせつが絵を描き、31人の禅僧が問いに対する回答を漢詩で書き付けています。禅と儒教に通じた知性派将軍義持と五山僧の文化的営為を象徴する、水墨画の傑作です。

第三章 将軍権力のゆらぎと成熟する文化―義教よしのり義政よしまさの時代


兄義持の死後、「くじ引き」で6代将軍となった足利義教は、父義満を理想として幕府を牽引し、唐物などの将軍家コレクション(「御物ごもつ」)をさらに充実させました。しかしその強権ぶりのために非業の死を遂げます。義教の子である8代義政の治世は、京都に未曾有の被害をもたらし、戦国時代の幕開けともいわれる応仁の乱の時期に重なります。有力大名らの勢力争いに次の将軍職をめぐる混乱が絡み合い、乱は年にも及びました。義教の死と応仁の乱によって、室町将軍の政治権力は大きく低下します。一方で文化面ではその権威を保ち続け、幕府の儀礼・行事の場、将軍の会所における座敷飾りや芸能文化は、この時代に洗練され発展しました。
本章では、室町幕府の趨勢を大きく変えることになった義教・義政の治世と政治的な転換点に注目するとともに、特に将軍ゆかりの品々から、成熟した室町文化をご覧いただきます。

クジで選ばれた「万人恐怖ばんにんきょうふ」の将軍


足利義教像
重要文化財 足利義教像あしかがよしのりぞう
室町時代 長禄2年(1458)賛
愛知・妙興寺
展示期間8月6日〜9月1日

6代将軍義教の肖像画です。富士遊覧時に妙興寺(愛 知・一宮市)に立ち寄った姿を後に描いたもので、右脇に8代将軍義政の花押が据えられています。3代義満の子で、「くじ引き」で将軍となった義教は、幕府を安定的に運営しますが、その強権ぶりは「万人恐怖」と称され、嘉吉かきつの乱にて暗殺されました。

征夷大将軍せいいたいしょうぐんの威風、6代義教よしのりの大鎧


赤糸威肩白鎧
重要文化財 赤糸威肩白鎧あかいとおどしかたじろよろい
足利義教所用、足利義政奉納
室町時代 15世紀
島根・出雲大社
展示期間8月6日〜9月1日

6代義教の着用と伝わる大鎧です。息子の8代義政が応仁元年(1467)に杵築きづき大社(出雲大社)に奉納しました。大鎧はその重厚さや華美なさまから、甲冑のなかでも最も格式の高い鎧と位置付けられ、武威の象徴や社寺への奉納品となりました。武家の棟梁たる室町将軍家に相 応しい甲冑です。

絢爛豪華けんらんごうかな能装束


藍紅紋紗地大極図印金狩衣
重要文化財 藍紅紋紗地大極図印金狩衣あいべにもんしゃじたいきょくずいんきんかりぎぬ
室町時代 16世紀
山形・黒川能下座
展示期間8月6日〜9月1日

黒川能は山形県鶴岡市黒川地区の春日神社に500年以上継承される神事能です。この狩衣は、黒川能下座大夫家に伝来し、印金のきらびやかな文様から「光狩衣」と称されています。中国・明からの舶載きれを日本で狩衣に仕立てたもので、黒川能上座の紅地蜀江文黄緞狩衣べにじしょつこうもんおうどんかりぎぬとともに、能が誕生した室町時代に遡る数少ない能装束の 遺例として貴重です。

8代義政よしまさの御用絵師、狩野派初代の代表作


周茂叔愛蓮図
国宝 周茂叔愛蓮図しゅうもしゅくあいれんず
狩野正信筆 室町時代 15世紀
九州国立博物館
展示期間7月13日〜8月11日

3代義満以降の室町将軍や周囲の禅僧など知識人は、中国文化を深く理解して憧れを抱き、中国の故事に基づく絵画を制作させ鑑賞しました。本図は、蓮をこよなく愛した中国・北宋の儒学者周茂叔しゅうもしゅくが、蓮の合間に浮かぶ船上で従者とともに遊ぶ姿を描いています。作者は8代義政の御用絵師で、狩野派初代の狩野正信です。

第四章 戦国の将軍たち―流浪する将軍と室町幕府の終焉


11年におよぶ応仁の乱、たび重なる飢饉や民衆の蜂起(一揆)などのため、15世紀後半以降、室町幕府は弱体化を余儀なくされ、大名たちが自国の利益のために争う群雄割拠の戦国時代に突入します。将軍はその存立自体を大名たちに頼らざるを得なくなり、彼らの覇権争いに翻弄され、一門で将軍職を奪い合うようになります。10代義稙よしたねは京都を追われて諸国を流浪し、義稙を追いやった11代義澄よしずみや12代義晴よしはるもやがて京都を落ちます。13代義輝よしてるは臣下の権力闘争のために殺害されました。そして最後の将軍となる15代義昭よしあきも元亀4年(1573)、織田信長によって京都を追われ、室町幕府は終焉を迎えます。しかしこの時代も、将軍はなお求心力を保ち、必要とされ続けました。
本章では、戦国時代の将軍たちがいかにその威光を保ち、存続したのか、幕府滅亡への歩みと共にご紹介します。

将軍御所ごしょを描いた最古の屏風


洛中洛外図屏風〈歴博甲本〉(部分)
重要文化財 洛中洛外図屏風らくちゅうらくがいずびょうぶ〈歴博甲本〉(部分)
室町時代 16世紀
千葉・国立歴史民俗博物館
展示期間7月13日〜8月11日

京都の名所や四季の風物を描いた洛中洛外図屏風のうち、現存する最古のものです。戦国時代の京都が描かれ、「くはうさま(公方様)」とある将軍御所(「やなぎ御所ごしょ」)も 大きく描かれています。大永五年(1525)に新造された御所で、その主である将軍は12代義晴よしはるです。しかし三年後、義晴が近江に追われると主を失いました。

信長・謙信を従えた剣豪将軍


足利義輝像
重要文化財 足利義輝像あしかがよしてるぞう
安土桃山時代 天正5年(1577)賛
千葉・国立歴史民俗博物館
展示期間7月13日〜8月11日

13代義輝の肖像画です。父義晴と滞在した近江坂本(滋賀・大津市)にて将軍となりますが、帰京した後も細川氏や家臣の三好長慶みよしながよしなどとの抗争により、たびたび京都を追われました。永禄元年(1558)に帰京後は政治手腕を発揮して、将軍の権威回復に努めます。しかし松永久秀まつながひさひでらの急襲を受け、奮戦しますが自刃しました。

最後の将軍、晩年の自筆


周茂叔愛蓮図
重要文化財 足利昌山あしかがしょうざん(義昭よしあき)書状しょじょう
足利義昭筆 安土桃山時代 文禄2年(1593)
文化庁

最後の室町将軍15代義昭が肥前名護屋ひぜんなごやから小早川隆景こばやかわたかかげに送った自筆書状です。織田信長に京都を追われた後、義昭は毛利輝元・小早川隆景を頼り、幕府復活を期しました。しかし叶うことなく豊臣秀吉が天下人となると、京都に戻り出家して「昌山」と名乗りました。本書状は、義昭晩年の自筆書状 として貴重なものです。

破格!13代義輝の名刀


太刀 銘 長光(大般若長光)
国宝 太刀たち めい 長光ながみつ(名物大般若長光だいはんにゃながみつ)
鎌倉時代 13世紀
東京国立博物館

備前長船びぜんおさふねの祖、光忠みつただの子として知られる長光の最高傑作です。室町時代に銭六百貫に値 するとの極めて高い評価を受け、当時破格とも云うべき値段の「六百貫」を、全「六百巻」からなる経典の大般若経にかけて「大般若長光」と名付けられた著名な一振です。剣豪将 軍とも称される13代義輝ゆかりの名刀として知られます。

寺外初公開

全13軀の将軍たちが九博に勢揃い!


初代 尊氏たかうじ
尊氏
人望厚き武家の棟梁
二代 義詮よしあきら
義詮
権力確立の立役者
三代 義満よしみつ
義満
圧倒的カリスマ将軍
四代 義持よしもち
義持
希代の知性派将軍
六代 義教よしのり
義教
神に選ばれし将軍
七代 義勝よしかつ
義勝
微笑みの幼将軍
八代 義政よしまさ
義政
乱世を招いた大文化人
九代 義尚よしひさ
義尚
戦陣に没した若将軍
十代 義稙よしたね
義稙
執念のカムバック将軍
十一代 義澄よしずみ
義澄
カムバックされた将軍
十二代 義晴よしはる
義晴
琵琶湖に夢見た幕末復興
十三代 義輝よしてる
義輝
凶刀に倒れた無念の将軍
十五代 義昭よしあき
義昭
帰京への見果てぬ夢
足利将軍坐像
室町~江戸時代
京都・等持院

等持院は暦応4年(1341)、足利尊氏が夢窓疎石むそうそせきを開山として創建した臨済宗寺院です。尊氏以降歴代の将軍家菩提所とされ、全15代のうち、5代義量よしかずと14代義栄よしひでを除く13軀の将軍像が現存しています。

オフィシャル・サポーターはももいろクローバーZ・玉井詩織さん!
玉井詩織

室町将軍展のオフィシャルサポーターをやらせていただくことになりました。私自身、室町時代どころか、恥ずかしいことに日本の歴史に詳しくはありません。知らないことの方が多いです。ですが、この時代に生きた人が確かにいたわけでその方たちの生きた証の数々を目にすることができるのをとても楽しみにしています。
私たちももクロのファンの方のことをモノノフ(武士)というので、この時代でいうと私たちは将軍になるのでしょうか?笑 室町将軍展を盛り上げていけるように頑張ります!

音声ガイド(日本語)ナビゲーターは三木眞一郎さん!
三木眞一郎さ

貸出価格 お1人様1台 550円(税込)
「ポケットモンスター」のコジロウ役、「刀剣乱舞-ONLINE-」の大般若長光役などをつとめる大人気声優・三木眞一郎さんが、室町時代、室町将軍の魅力に迫ります。
ボーナストラックでは、「刀剣乱舞-ONLINE-」に登場する刀剣男士・大般若長光とのコラボレーションボイスも聞けます。