当館の展示室年間スケジュールでは、3階の特別展と4階の文化交流展に関する情報をご案内しています。
3階 特別展
開催、開催計画中の展覧会の名称と期間をご紹介しています。変更される可能性もありますので、ご来館前にはホームページ等でご確認下さいますようお願いいたします。

令和7年7月5日(土)〜8月31日(日)
九博の開館20周年を記念して、本展では九州・沖縄および九博に伝えられた「宝」に光を当てます。その一つが、九州・沖縄にゆかりのある数々の国宝のご紹介です。さらには、九博のコレクションの中から珠玉の作品を紹介します。

国宝
白地牡丹尾長鳥流水菖蒲文様
紅型木綿衣装
(琉球国王尚家関係資料)
第二尚氏~明治時代 18-19世紀
沖縄・那覇市歴史博物館

国宝 金銅製壺鐙
(宮地嶽古墳出土品)
古墳時代 7世紀
福岡・宮地嶽神社

国宝 太刀 銘安家
平安時代 12世紀
京都国立博物館

[右]女神坐像
[左]重要文化財 男神坐像
平安時代 12世紀
九州国立博物館

令和7年10月7日(火)~11月30日(日)
平安時代末期、「南無阿弥陀仏」と称(とな)えれば誰もが極楽浄土に往生できると説いた法然。その教えは困難な時代を生きる人々に希望を与えました。本展は、連綿と受け継がれる浄土宗850年の美術と歴史を数々の名品によって通覧する記念碑的な展覧会です。

国宝 阿弥陀二十五菩薩来迎図(早来迎
)
鎌倉時代 14世紀
京都・知恩院
展示期間:前期(2025年10月7日~11月3日)

阿弥陀如来立像(見返
り阿弥陀
)
鎌倉時代 13世紀
山形・善光寺
特別展
九州国立博物館開館20周年記念
平戸モノ語り―松浦静山と熈の情熱―
令和8年1月20日(火)~3月15日(日)
江戸時代、平戸藩主であった松浦家。個性豊かな藩主の中でも、とりわけ「キャラが濃い」松浦清 (静山)と熈の親子にスポットを当てた、「モノ」から見る2人の物語。静山の収集品や熈が守り伝えた伝来品から、2人の情熱やその背景に迫ります。鑑賞するだけではない、モノに込められた想いを感じ取っていただく展覧会です。

三勇像 内藤業昌
筆・佐藤一斎
賛
江戸時代 天保10年(1839)
長崎・松浦史料博物館

松浦熈像 井手利恭
筆・松浦熈
賛
江戸時代 天保4年(1833)
長崎・松浦史料博物館
*この情報は予告なく変更することがあります。予めご了承ください。
4階 文化交流展示室(平常展)
文化交流展示室は単なる平常展と思っていませんか?九博の文化交流展示室とは、常に新しい企画で皆様をおもてなしする、変化する平常展なのです。特別展の期間中であれば、特別展チケットの半券でご覧いただけます。
九州国立博物館開館20周年記念 特集展示
煌めきの古伊万里 ─ 小郡 C.C.コレクション
令和7年4月8日(火)~7月6日(日)基本展示室 第10室・第11室
2018年に九博に寄贈された、国内を代表する古伊万里コレクションの一つである、小郡カンツリー倶楽部コレクションから、選りすぐりの名品約100件を一堂に公開。多彩な魅力に溢れ、ヨーロッパの王侯貴族や国内の富裕層の心を惹きつけた古伊万里をご紹介します。

色絵獅子牡丹図有蓋大壺
伊万里(有田) 江戸時代 17世紀末-18世紀初頭
九州国立博物館(小郡カンツリー倶楽部寄贈)

色絵牡丹鳳凰図広口大瓶
伊万里(有田) 江戸時代 17世紀末-18世紀初頭
九州国立博物館(小郡カンツリー倶楽部寄贈)

日韓国交正常化60周年記念
韓国文化遺産の至宝 九博の韓国 コレクション
令和7年5月20日(火)~6月29日(日) 第9室
2025年は日韓国交正常化60周年の年にあたります。開館20周年を迎える九博では、これを記念して20年間にわたって収集を続けてきた、百済、新羅、高麗、朝鮮、さらには近代にいたるまでの韓国の歴史を物語る文化財約20件をご紹介します。

朱漆十長生文螺鈿箪笥(しゅうるしじっちょうせいもんらでんたんす)(徳恵翁主婚礼調度品)
20世紀前半
九州国立博物館
文化交流展示室
新収品展2025
令和7年6月3日(火)~7月13日(日) 第3室
新たに収蔵された作品〈新収品〉をご紹介する毎年恒例の「新収品展」。今回は、2024年度に購入あるいはご寄贈いただいた作品の一部を展示します。九博のコレクションに彩りを添える個性ゆたかな作品がお目見えします。ぜひお越しください!

緑釉犬(りょくゆういぬ)
後漢時代 1~2世紀
九州国立博物館
九州国立博物館開館20周年記念 特集展示
さわって体験!本物のひみつ2025
令和7年7月8日(火)~9月15日(月・祝) 第9室
ケースの中の文化財、「どうやって作ったんだろう?」「さわったらどんな感じ?」、そんな疑問を感じたことはありませんか?本展ではレプリカや本物をさわって、みなさん自身で文化財の「ひみつ」を探っていただきます。さあ、お手を触れてください!

「重要文化財 鬼瓦」レプリカ
原品:福岡県大宰府政庁跡出土
奈良時代 8世紀
九州国立博物館
九州国立博物館開館20周年記念 特集展示
太宰府博覧会と鎮西博物館 ―明治時代の博物館構想
令和7年10 月21日(火)~11月30日(日)第11室
本展は、九博の創設にとってとりわけ重要な意味を持つ太宰府博覧会と鎮西博物館構想についてご紹介するものです。博覧会出品作をはじめ貴重な関係資料を一堂に会し、太宰府で展開された博物館設立運動の歴史をたどります。

『太宰府博覧会(だざいふはくらんかい)出品目録(しゅっぴんもくろく)』(部分)
明治6年(1873)
福岡・太宰府天満宮

鎮西博物陳列館平面図
明治26年(1893)
福岡市総合図書館
新春特別公開
徳川美術館所蔵(とくがわびじゅつかんしょぞう) 国宝(こくほう) 初音(はつね)の調度(ちょうど)
令和8年1月1日(木・祝)~1月25日(日) 第9室
新年恒例の新春特別公開。金銀を贅沢に用い、多彩な技術を尽くした華麗な大名婚礼調度を、ぜひお楽しみください。
今回は特別展「平戸モノ語り」開催に合わせ、松浦史料博物館が所蔵する婚礼調度も合わせてご紹介いたします。

梅鉢紋散牡丹唐草蒔絵鬢台(うめばちもんさんぼたんからくさまきえびんだい)
江戸時代 19世紀
松浦史料博物館
九州国立博物館開館20周年記念 特集展示
豊臣秀吉(とよとみひでよし)とアジアの外交(がいこう)
令和8年1月27日(火)~3月8日(日) 第11室
豊臣秀吉が引き起こし、東アジアの諸国を巻きこんだ大戦争が「壬辰戦争」(文禄・慶長の役、1592-98)です。この時期に秀吉と東アジア諸国との間で交わされた外交の手紙や贈り物に注目し、そこに込められた秀吉の世界戦略や、国々の反応を読み解きます。

佐賀県指定文化財 豊臣秀吉像(とよとみひでよしぞう)
安土桃山~江戸時代 16~17世紀
佐賀県立名護屋城博物館
きゅーはくツアー
きゅーはく秋のツアー
甘味求心(かんみきゅうしん)
令和7年10月7日(火)~12月21日(日)
展示室や分野を横断して回遊するように作品を鑑賞いただくツアー。
「甘味」「スイーツ」をテーマに取り上げ、砂糖やお菓子にまつわる美術工芸品、考古資料、歴史資料などを展示いたします。
きゅーはく新春ツアー
名馬発見(めいばはっけん)!
令和8年1月1日(木・祝)~2月1日(日)
干支の「馬」にちなみ、「馬」のモチーフの作品を、文化交流展全体で来館者に探していただく周遊展示です。
*特集展示は、文化交流展室観覧料でご観覧いただけます。特別展会期中は、特別展の半券でもご覧いただけます。
*タイトルおよび予定は予告なく変更することがあります。ご来館の際は再度ご確認ください。