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『 工芸のいま 伝統と創造 』を楽しむ4つの話 その4
10年カタログの作り方

上は今回のカタログ(図録)の表紙イメージです。白を基調としたデザインです。
こちらは、1冊限定のミニ本です。デザイン・レイアウト担当のマツダ・ヒロチカさんの作成で、本物はA4サイズです。
「10年カタログってなに?」と聞かれます。このカタログ(図録)を私達は勝手に10年カタログと呼んでいるのです。10年というのは、このカタログ1冊あれば、10年間楽しめるというところから来たものです。
この先、工芸の展覧会に足を運ぶというような時に、この本を持って行くと、いろんなことが分かり、楽しめる。そんなカタログを目指して作りました。
10年カタログのプロトタイプ
このカタログの目的は
1.出品作品を楽しむために役に立つ。
2.この後の工芸展でも楽しめる。
という大きな二つです。
作家の紹介、出品作品、その解説、技のポイント、見るポイントの提示、そして近作2作品を参考画像として紹介しています。 これらのひとつひとつが作品を楽しむための扉を開けてくれるでしょう。
「こんな、イメージで作りたい」、このカタログのプロトタイプです。そこから、レベルアップしていきます。
そして「10年カタログ」も完成間近
実際のカタログは、上のような形になりました。
展示構成第一部の解説は、現役作家の方は、一人一頁です。そして人間国宝の方は見開き二頁分となっています。
第二部は、それぞれ一頁となっています。
出品作品の写真です。今回は、基本的に新規撮影で、作家が目指したものが一番よく分かるアングルを探して撮影しています。 一部の作品については、拡大画像を一番大きな写真としているものがあります。それが何かはカタログを見てのお楽しみです。