【博物館からのお知らせ】

新型コロナウイルス感染症の流行を受けて、下記の通り特集展示「筑紫の神と仏」の会期を変更させていただきます。
また、関連イベントについても、延期・中止等の可能性があります。お出かけ前に最新情報をホームページでご確認ください。

【5月26日更新】

会期:

令和2年6月2日(火)~8月30日(日)

展示場所:

文化交流展示室 第6・7室

概要:

九州国立博物館開館15周年・大宰府史跡指定100年を記念し、特集展示「筑紫の神と仏」を開催いたします。本展は九州国立博物館が平成17年(2005)の開館以来実施してきた、大宰府学研究事業の成果をひろく発信するものです。
大宰府は「とお朝廷みかど 」として九州全域を統括するとともに、対外交流の窓口として地方最大の都市機構を備えていました。都市では唐・新羅へと渡る遣唐使や遣新羅使、海外から渡航してきた使節団や商人等、多くの人々が行き交い、「天下之一都会」と称される繁栄を謳歌しました。その一方で、大宰府は「藤原広嗣 ふじわらのひろつぐの乱」をはじめとする政争の舞台にもなり、国外から伝染してきた「天然痘てんねんとう 」等の病魔も猛威をふるいました。繁栄の陰で、深刻な社会不安も人々の傍らに常に控えていたのです。これらの不安に対し、古代の人々は神や仏に祈りを捧げ、平穏な暮らしを願いました。
大宰府史跡をはじめとする遺跡の発掘調査では、古代の人々が祈りを捧げた痕跡が頻繁に見つかります。神を象徴する巨岩に捧げられた宝物、多様な表情の顔が描かれた人面墨書土器、脚を打ち欠いて川に流した土馬等はその代表格です。
本展では、発掘調査出土品や寺社に伝わる貴重な文化財を基に、古墳時代より続く神祇祭祀や、新たに国家宗教となった仏教等の多元的な信仰の実態に迫ります。


展示構成と主な展示作品
第1章 古墳と巨岩

西堂古賀崎古墳の副葬品(糸島市教育委員会
西堂古賀崎古墳の副葬品
(糸島市教育委員会)
第2章 仏の教えと社の姿

国宝 宮地嶽神社境内出土の蔵骨器(宮地嶽神社)
国宝 宮地嶽神社境内出土の蔵骨器
(宮地嶽神社)
第3章 大宰府の大寺 観世音寺

国宝 梵鐘
国宝 梵鐘
(観世音寺)

~菅公ゆかりの国宝梵鐘~
1300年以上の長きにわたり太宰府の地で妙なる音を響かせ続けた鐘。
菅原道真がその鐘の音を耳にして詩に詠んだことでも知られます。
張りを抑えてすっと立ち上がる端正な姿や、鐘身に巡らされた華やかな 唐草文様、鐘を吊るすための雄々しい龍頭が、見る者の目を引き付けてやみません。
我が国の数ある梵鐘のなかでも、屈指の美しさで知られる名鐘です。

第4章 大宰府の鬼門 宝満山

宝満山遺跡群出土の移動式竈・製塩土器(大宰府市教育委員会保管)
宝満山遺跡群出土の移動式竈・製塩土器
(太宰府市教育委員会保管)
第5章 神・仏・人

上岩田遺跡出土の鬼板瓦(小郡市教育委員会)
上岩田遺跡出土の鬼板瓦
(小郡市教育委員会)

関連イベント
「大宰府学研究」連続講座
「筑紫の水・人・祈り」

開催日・内容:

5月23日(土)延期
第1回「水と祈り」
「風水思想と古墳・都市」下原幸裕(福岡県教育庁)
「水辺の祭祀」小嶋 篤(九州国立博物館)
※実施の可否、開催日程については、新型コロナウイルス感染防止の状況を見ながら検討いたします。


6月20日(土)延期
第2回「水がつなげる」
「交流の島・対馬の仏」大澤 信(九州国立博物館)
「航路でつなげる信仰」山内亮平(筑前町教育委員会)


7月11日(土)
第3回「水を制する」
「水制の技術と思想」 朝岡俊也(福岡市経済観光局)
「水制工と信仰」 中島 圭(朝倉市教育委員会)


8月8日(土)
第4回「水で守る」
「基肄城跡と水門」主税英徳(基山町教育委員会)
「古代山城の水資源」 小澤佳憲(九州国立博物館)

時間:

13時00分~15時00分

会場:

九州国立博物館1階研修室

定員:

定員40名(先着順、参加申し込み不要)

聴講料:

無料・申し込み不要


夜のミュージアムトーク(*夜間開館が再開されない限り、各回は中止となります)

開催日・内容:

令和2年7月11日(土)「観世音寺の鐘」楠井隆志(九州国立博物館展示課 課長)

令和2年7月25日(土)「古代の社」小嶋 篤(九州国立博物館展示課)

令和2年8月8日(土)「古代寺院の瓦」齋部麻耶(九州国立博物館展示課)

会場:

九州国立博物館4階文化交流展示室 第6・7室他

参加料:

無料・申し込み不要(ただし文化交流展の観覧料は必要です)