過去の展示情報
トピック展示 :
日本の建築をめぐって
展示期間:
平成23年1月21日(金)〜4月3日(日)
展示場所:
文化交流展示室 関連第11室
概要:
奈良時代から江戸時代までの名建築、東大寺転害門、明王寺五重塔、松本城などの模型を展示します。実物そのままに仕上げた1/10または1/20のサイズで内部構造までリアルです。松本城の模型は内部をご覧いただけるように展示します。
また、浄瑠璃寺、富貴寺、法界寺などの寺院壁画の現状模写や、色鮮やかな社寺室内装飾の復元彩色模様も必見です。
展示作品の紹介
*画像はクリックすると拡大します
担当研究員のコメント
国宝に指定されている建物の1/10または1/20という大縮尺で忠実に仕上げられた建築模型は、現地で建造物を前にしてもつかみにくい建物全体の姿や細部をさまざまな角度から見ることや、分割して作られた模型については内部構造までじっくり観察することができます。昭和30年代に作られた建築模型のうち明王院五重塔(広島県福山市)や松本城(長野県松本市)など5件を展示します。江戸幕府の作業方大棟梁(さくじかただいとうりょう)を勤めた平内家(へいのうちけ)ゆかりの儀式用大工道具(文政3年・1820)も必見です。
また、現地でもなかなか見られない国宝富貴寺大堂(大分県豊後高田市)の壁画阿弥陀浄土図(重要文化財)(平安時代・12世紀、陳列期間1/21〜2/20)などわが国の建築の歴史や建物とともに伝えられてきた壁画や彩色文様の模写もお楽しみ下さい。
臺信祐爾(学芸部 文化財課課長)