九州国立博物館は上海博物館と学術文化交流協定を締結しました


「日本文化の形成をアジア史的観点から捉える」というコンセプトを持つ九州国立博物館は、アジア諸国との文化交流を推進する拠点としての役割を果たすため、海外の博物館等との共同研究、研究者の派遣・受入、研究成果や情報の交換等の事業に取り組んでいます。
このたび九州国立博物館と上海博物館(中国)は、学術文化交流を促進するため協定を締結しました。
九州国立博物館が海外の博物館等と学術文化交流協定を締結するのは、平成18年5月に締結した国立扶餘博物館・国立公州博物館(いずれも韓国)、平成19年3月の南京博物院(中国)、平成20年11月の国立韓国伝統文化大学校(韓国)、平成22年8月の内蒙古博物院(中国)、平成23年7月の中国文物交流中心、12月のベトナム国立歴史博物館、平成24年8月の文化省芸術局(タイ)、平成27年8月の成都博物院(中国)、平成28年11月の瀋陽故宮博物院(中国)に続き11件目となります。

協定の相手方:

上海博物館

調印日:

令和3年1月29日(金曜日)

調印者:

九州国立博物館:島谷 弘幸 館長
上海博物館:楊 志剛 館長
*新型コロナウイルス感染症の影響から調印式は実施せず。

上海博物館について:

上海博物館は1952年に開館した大型の中国古代芸術博物館であり、主に青銅器、陶磁器及び書画など中国古代の芸術品が展示されています。一級文物など貴重な文化財約14万点を含む100万点以上の文化財を所蔵しており、古代芸術品のコレクションは世界的にも有名です。