皇室の名宝 - 皇室と九州をむすぶ美 -
皇室の名宝 - 皇室と九州をむすぶ美 -
会 期:
7月20日(火)~8月29日(日)
前期 7月20日~8月9日・後期 8月11日~8月29日
休館日:
月曜日 *ただし、8月9日(月)、8月16日(月)は開館。8月10日(火)は休館
開館時間:
9時30分〜17時00分(入館は16時30分まで)
観覧料:
一 般 2,000円(1,800円)
高大生 1,200円(1,000円)
小中生 800円(600円)

*( )内は前売り料金です。販売期間は5月15日(土)~7月19日(月)
*上記の料金で4階「文化交流展(平常展)」もご覧頂けます。
*団体料金はありません。
*大学生以下の方は展示室入口にて学生証や生徒手帳等をご提示ください。
無料対象の方は以下の通りです。(証明書の提示等が必要です)

  • 未就学児
  • 障害者手帳等(*)をご持参の方およびその介護者1名
    *身体障害者手帳、療育手帳、 精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳、特定疾患医療受給者証、特定医療費(指定難病)受給者証、小児慢性疾病医療受給者証 障害者手帳アプリ「ミライロID」も使用できます。
  • 招待券をお持ちの方
  • 九州国立博物館友の会特別展観覧券をお持ちの方
  • 九州国立博物館メンバーズプレミアムパスをお持ちの方(有効期限延長手続きの際に交換した特別展観覧券もご利用可能です)
  • 九州国立博物館賛助会員の方
  • 国立文化財機構の特別支援者および賛助会員、清風会員
  • ICOM会員
  • 日本博物館協会会員

会場内は撮影禁止です
会期中の当日券は九州国立博物館1階券売所、ARTNEチケットオンライン、
ローソンチケット(Lコード:82279)で購入できます*払い戻し・転売不可。

  • 会期中の九州国立博物館1階券売所での料金は、通常料金となります。
  • 本展では券売所での混雑を避けるため、キャンパスメンバーズ券以外の各種会員制度や補助券、クーポン等による各種割引のお取り扱いはございません。
  • 会場の混雑状況によっては、ご入場までお待ちいただくことがあります。

当日券の購入のために並ぶ必要のない、オンラインチケットが便利です。

  • ローソンチケット(Lコード:82279)でもご購入いただけます。最寄りのローソンのLoppiでお手続きください。ローソンチ ケットでは、購入の際に各種手数料がかかる場合があります。ご了承ください。
  • オンラインチケットに関するお問い合わせ: 皇室の名宝展事務局 092-711-5491

マスク着用のうえご入館ください。
37.5度以上の発熱、また風邪などの症状がある場合はご入館いただけません。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、本展の予定や内容に変更が生じることがあります。その場合は当館ホームページ等を通じて随時お知らせいたします。
チケットに関するお問い合わせ:
皇室の名宝展事務局
092-711-5491(平日午前9時30分〜午後5時30分)
展示に関するお問い合わせ:
NTTハローダイヤル
050-5542-8600(9時00分〜20時00分/年中無休)
特別展「皇室の名宝―皇室と九州をむすぶ美―」公式図録

特別展「皇室の名宝ー皇室と九州をむすぶ美ー」公式図録

税込価格:2,700円

編集:九州国立博物館
編集協力:木村しのぶ(福本事務所)
デザイン:高岡健太郎(日本写真印刷コミュニケーションズ)
発行:西日本新聞社、TVQ九州放送、日本経済新聞社
印刷:NISSHA

このたびの展覧会は、時代を越えて皇室が守り伝えてきた貴重なコレクションが、九州の地でまとまって公開される初めての機会です。本展では、皇室と九州のつながりを物語る作品を紹介することを一つの柱としており、これまで東京や京都で開催された皇室展では見ることのできなかった作品も数多く含まれています。もう一つの柱として宮内庁三の丸尚蔵館の名高い名品を取りあげます。九州にゆかりの深い合戦絵巻の名品、《蒙古襲来絵詞》など、迫力ある名場面を余すところなく収録しました。さらに今回の見どころのひとつである、やまと絵絵巻の代表作《春日権現験記絵》、伊藤若冲の《動植綵絵》の平成の大修理についてもご紹介しています。ぜひお楽しみください。

主催:
九州国立博物館・福岡県、宮内庁、西日本新聞社、テレQ、日本経済新聞社
共催:
(公財)九州国立博物館振興財団、BSテレビ東京
特別協賛:
積水ハウス
協賛:
NISSHA、平安閣エヌピーオー互助会、MIKIMOTO
特別協力:
太宰府天満宮
後援:
福岡市、太宰府市、太宰府市商工会、太宰府観光協会



 天皇陛下の御即位にともない、新たな時代を迎えました。新たな御代みよ をことほぎ、新元号「令和」ゆかりの地、太宰府において、皇室の名宝をご紹介する展覧会を開催いたします。

 本展は、宮内庁三の丸尚蔵館が所蔵する皇室のコレクションの中から、皇室の御慶事ごけいじ に際して九州各地から献上された品々や、各時代の日本美術の名品をとおして、皇室の文化継承、皇室と九州の深いつながりをご紹介します。時代を越えて皇室が守り伝えてきた貴重なコレクションが、九州の地でまとまって公開される初めての機会です。


第一章 皇室の近代をいろど


本章では、近代における皇室のコレクションのうち、九州ゆかりの作品を中心にご覧いただきます。折々に皇室に献じられた美術、工芸品は、その誉れにふさわしく、敬意と祝意がこめられ、粋をあつめて制作されました。また、皇室による伝統美術の保護について、帝室技芸員の名作をとおしてご紹介します。

平成の御即位「大饗だいきょうの儀」をかざった大分おおいたの情景

《平成度主基地方風俗歌屏風》
平成度主基地方風俗歌屏風へいせいどすきちほうふぞくうたびょうぶ》(左隻)
髙山辰雄たかやまたつお
平成2年(1990)

[後期展示]*前期は右隻を展示します

明治宮殿を飾った有田焼の大作

《色絵葡萄栗鼠図花瓶》
色絵葡萄栗鼠図花瓶いろえぶどうりすずかびん
精磁会社せいじがいしゃ
明治時代 19世紀

[通期展示]

巧緻こうちを尽くした技法と金属を超えた質感

《蘭陵王置物》
蘭陵王置物らんりょうおうおきもの
海野勝珉うんのしょうみん
明治23年(1890)

[通期展示]

パリ万博に出品された七宝の精華

《七宝四季花鳥図花瓶》
七宝四季花鳥図花瓶しっぽうしきかちょうずかびん
並河靖之なみかわやすゆき
明治32年(1899)

[通期展示]

第二章 皇室こうしつ 聚宝しゅうほう


歴代天皇や宮家が愛蔵した平安・鎌倉時代の名筆や、モンゴル襲来(元寇げんこう)の事績を描いた《蒙古襲来絵詞もうこしゅうらいえことば 》、やまと絵の代表作《春日権現験記絵かすがごんげんげんきえ》、伊藤若冲いとうじゃくちゅう の《動植綵絵どうしょくさいえ 》など、わが国屈指の名品をご紹介します。この貴重なコレクションをとおして、日本文化の継承に皇室がはたしてきた役割をみつめます。

「下書き」とは思えぬ重厚かつ優美な書

《屏風土代》
屏風土代びょうぶどだい》(部分)
小野道風おののみちかぜ
平安時代 延長6年(928)

[前期展示]

華麗な料紙りょうしに繰り広げられる漢字と仮名の競演

《粘葉本和漢朗詠集》
粘葉本和漢朗詠集でっちょうぼんわかんろうえいしゅう》(下巻)
でん 藤原行成ふじわらのゆきなり
平安時代 11世紀

[会期中めくり替え]

モンゴル襲来!博多湾で迎え撃つ鎌倉武士の絵巻物

《蒙古襲来絵詞》
蒙古襲来絵詞もうこしゅうらいえことば》(前巻 部分)
鎌倉時代 13世紀

[前期展示]*後期は後巻を展示します

春日の神と王朝貴族を描いたやまと絵の傑作

《春日権現験記絵》
春日権現験記絵かすがごんげんげんきえ》(巻第十 部分)
高階隆兼たかしなたかかね
鎌倉時代 延慶2年(1309)頃

[後期展示]*前期は巻第六を展示します

りんとたたずむ神々こうごうしさ

《動植綵絵 老松孔雀図》
動植綵絵どうしょくさいえ 老松孔雀図ろうしょうくじゃくず
伊藤若冲いとうじゃくちゅう
江戸時代 18世紀

[後期展示]*《動植綵絵》は会期中展示替えします

特別公開


御物ぎょぶつ 聖徳太子しょうとくたいし二王子像におうじぞう 法華義疏ほっけぎしょ [後期展示]

このたび、日本の古代史を彩る希代の名品「聖徳太子二王子像」と「法華義疏」を特別に公開いただくことになりました。黎明期れいめいき の日本仏教文化の基礎を築いた聖徳太子ゆかりの御物をご覧いただきます。
*御物とは、天皇家の御所蔵品に対する敬称です。

宮内庁くないちょうさんまる尚蔵館 しょうぞうかんについて

皇室に代々伝えられてきた美術品類6,000余点は、平成のはじまりに、日本の文化遺産として、国民にも公開できるようにとの上皇陛下のご配慮によって、国に寄贈されました。宮内庁三の丸尚蔵館は、この皇室の美術品を大切に保存、研究、そして展示公開することを目的として、平成5年に皇居東御苑内に開館しました。その後も故秩父宮妃のご遺贈品、香淳皇后のご遺品、故高松宮妃のご遺贈品、三笠宮家のご寄贈品が加わり、現在の収蔵品総数は約9,800点を数えます。

*掲載作品はすべて宮内庁三の丸尚蔵館所蔵
*期間中、展示替えがございますのでご了承ください。展示期間:前期 7月20日~8月9日・後期 8月11日~8月29日


【音声ガイド】ナビゲーターは小野賢章さん

小野賢章
貸出料金:1台600円(税込)

声優・俳優として活躍する小野賢章さんによるナレーションで、本展覧会の見どころをご紹介します。

音声ガイド視聴サンプル

《小野賢章プロフィール》1989年生まれ、福岡県出身。映画「ハリー•ポッター」シリーズの吹き替え(ハリー役)をきっかけに、声優としての活動を開始。人気アニメ『黒子のバスケ』の黒子テツヤ役のほか、『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』ジョルノ・ジョバァーナ役、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』ハサウェイ・ノア役など。9月上演のミュージカル『Jack The Ripper』に主人公ダニエル役で出演を予定している。


関連イベント

①記念対談

「やきもの王国・九州と近代の皇室」

日時:令和3年7月24日(土)13時30分〜15時30分

出演:沈壽官 氏(沈壽官窯十五代・陶芸家)、岡本隆志 氏(宮内庁三の丸尚蔵館・主任研究官)


②記念講演会

「美を伝えゆく―《動植綵絵》と《春日権現験記絵》の修理をとおして」

日時:令和3年8月8日(日)13時30分〜15時00分

講師:太田彩 氏(宮内庁三の丸尚蔵館・首席研究官)


③特別展リレー講座

日時:令和3年8月1日(日)

[13時30分〜14時10分]
「九州と帝室技芸員」
望月規史(九州国立博物館主任研究員)

[14時20分〜15時00分]
「皇室と九州・沖縄をむすぶ美」
原田あゆみ(九州国立博物館文化財課長)


会場:九州国立博物館1階ミュージアムホール

定員:140名(*変更する場合があります)

*聴講無料、ただし本展観覧券もしくはQRチケット画面の提示が必要

[申込み方法]
往復はがき、もしくは下記サイトで受付。
ご希望のイベント名、郵便番号、住所、希望者全員の氏名(ふりがな)、電話番号、人数(1通につき最大2名まで受付可)を明記の上、下記宛にお申し込みください。

申込締切:令和3年7月9日(金)必着 *締め切りました
〒810-0001 福岡市中央区天神1-4-1 西日本新聞イベントサービス内「皇室の名宝展」係
*往信用裏面/上記必要事項をご記入ください。返信用表面/郵便番号、住所、氏名をご記入ください。
*2名で応募される場合は、それぞれの氏名を明記してください。
*応募多数の場合は抽選とさせていただきます。
*当選者の発表は聴講券の発送をもってかえさせていただきます。
*ご応募の際にいただいた個人情報は、本イベントの連絡にのみ使用させていただきます。


④公開イベント *締め切りました

「さかなクンと一緒にむかしの海を探検だ!」

日時:令和3年7月25日(日)第1回 11時00分~11時45分・ 第2回 14時00分~14時45分

出演:さかなクン