海の王都 原の辻遺跡と壱岐の至宝
展示期間:
平成28年10月11日(火)〜平成28年12月4日(日)
展示場所:
文化交流展示室 第3室
主催:
壱岐市、九州国立博物館
概要:
長崎県壱岐島は、太古より朝鮮半島や中国大陸との海上交通の要衝・対外交流拠点として大きな役目を果たしてきました。旧石器時代より現代に至るまで、途切れることなく“東アジア諸国との交流の歴史”を刻み続けてきた壱岐島には、その歴史を垣間見ることができる史跡や文化財が島内各地に残っています。
今回は、国特別史跡「原の辻遺跡」出土の国重要文化財に指定された作品を展示の中心とし、壱岐島と他の地域を結びつけ、島の魅力と歴史の醍醐味を感じ、地域を越えた歴史的繋がりを周知すると同時に、今まで以上に、壱岐島への関心と興味を持っていただける展示です。
出品作品:
  • 原の辻遺跡出土品(国指定重要文化財)
  • カラカミ遺跡出土品
  • 天ヶ原セジョウ神遺跡出土品
*なお、原の辻遺跡の「辻」は史跡の指定名称では本来、「一点しんにょう」ですが、このホームページ上では「辻」の文字を使用しております。
展示風景
展示風景

おもな展示作品の紹介

人面石(長崎県壱岐市原の辻遺跡出土)

重要文化財 人面石

長崎県壱岐市原の辻遺跡出土

やわらかい凝灰岩を人の顔の形に加工し、口は貫通させ、目は大きく掘り込んだ穴で表現している。お祭りの際に使用したものであると考えられている。

ヤシ笛

重要文化財 ヤシ笛

長崎県壱岐市原の辻遺跡出土

遠く南方から流れ着いたヤシの実に穴をあけ、笛として使用したもの。どんな音がしていたのだろうか。

中国の銅銭

重要文化財 中国の銅銭

長崎県壱岐市原の辻遺跡出土

交通の要衝として栄えた壱岐には様々なものが持ち込まれた。中国で使われていた銅銭もこの一つではあるが、貨幣として使用されたかは定かでない。


関連イベント


関連講演会
『魏志』倭人伝に記された一支国の世界

日時:
平成28年11月26日(土)13時30分〜14時30分
場所:
九州国立博物館1階 研修室
講師:
松見裕二(壱岐市立一支国博物館学芸員)
定員:
70名
聴講料:
無料(申し込み不要)
主催・お問い合わせ:
九州国立博物館
050-5542-8600(NTTハローダイヤル)
*講演会終了後、14時45分より4階トピック展会場にて講師によるミュージアムトークが行われます。
*4階展示室への入場には観覧料が必要となります。
*再入場を希望される方は4階展示室への入場の際、展示室入口にてチケットに再入場用のスタンプを押してもらって下さい。

関連ワークショップ
貝殻キャンドルづくり

日時・定員:
平成28年11月27日(日)
〔1〕10時00分〜12時00分(*9時30分〜整理券配付)・定員60名
〔2〕13時00分〜16時00分(*12時30分〜整理券配付)・定員80名
*所要時間:45分程度
*どなたでもご参加いただけます。(ただし小学3年生以下は保護者同伴)
場所:
九州国立博物館1階 研修室
料金:
無料
貝殻キャンドルづくり

勾玉づくり

日時・定員:
平成28年11月27日(日)
〔1〕10時00分〜12時00分(受付は11時30分まで)
〔2〕13時00分〜15時30分(受付は15時00分まで)
*材料がなくなり次第終了
*所要時間:30分程度
*どなたでもご参加いただけます。(ただし小学3年生以下は保護者同伴)
場所:
九州国立博物館1階 エントランス
料金:
無料
主催・お問い合わせ:
九州国立博物館
050-5542-8600(NTTハローダイヤル)
協力:
壱岐市立一支国博物館