水中考古学フォーラム

『世界の水中遺跡を考える』 〜保護と活用について〜

九州国立博物館は、国際文化交流を館の主要なテーマとして掲げており、海を介した交流の物的証拠が眠る水中遺跡の保護は、その中でも重要な課題の一つとして取り組んでいます。そして、平成25年度から文化庁の委託事業「水中遺跡の保存と活用に関する調査研究」を受け、総合的な水中遺跡の発掘調査・保存・活用に関する考え方や具体的な手法についての調査研究を継続的に実施しています。
このような経緯を踏まえこの度、水中遺跡保護への理解をさらに深めることを目的に、世界の第一線で活躍する専門家を招聘し、国際的な視野から水中遺跡保護についての講演会を開催します。また、日本国内からも専門家を招き、日本の水中遺跡保護の現状と課題について、海外の専門家を交えた討論を行ないます。

日時:

平成28年8月27日(土)
10時00分〜15時45分(9時30分 開場)

会場:

九州国立博物館1階研修室

主催:

九州国立博物館 文化庁

参加費:

無料(当日受付 先着80名)

問い合わせ:

九州国立博物館博物館科学課 佐々木
092 - 918 - 2819

プログラム:

司会・通訳:

木村 淳(東海大学海洋学部特任講師)
佐々木蘭貞(九州国立博物館博物館科学課研究員)


[10時00分〜10時10分]

趣旨説明

小泉惠英(九州国立博物館学芸部長)


[10時10分〜11時00分]

「オランダの水中文化遺産保護〜国際協力調査の可能性」

マータイン・マンダース(オランダ文化遺産庁海事考古学局長)


[11時00分〜11時50分]

「日豪共有水中文化遺産:その保護と活用について」

アンドリュー・ヴィドゥーカ(オーストラリア環境庁海事遺産局長補佐)


[11時50分〜13時30分](休憩)

[13時30分〜14時20分]

「アジア・太平洋地域の水中遺跡の保護の現状と課題」

ビル・ジェフリー(グアム大学人類学部准教授)


討論: [14時30分〜15時45分]

日本と世界の水中遺跡保護

司会:赤司善彦(福岡県文化財保護課長)

イベントチラシ