九州国立博物館は、国際文化交流を館の主要なテーマとして掲げており、海を介した交流の物的証拠が眠る水中遺跡の保護は、その中でも重要な課題の一つとして取り組んでいます。そして、平成25年度から文化庁の委託事業「水中遺跡の保存と活用に関する調査研究」を受け、総合的な水中遺跡の発掘調査・保存・活用に関する考え方や具体的な手法についての調査研究を継続的に実施しています。
このような経緯を踏まえこの度、水中遺跡保護への理解をさらに深めることを目的に、世界の第一線で活躍する専門家を招聘し、国際的な視野から水中遺跡保護についての講演会を開催します。また、日本国内からも専門家を招き、日本の水中遺跡保護の現状と課題について、海外の専門家を交えた討論を行ないます。