独立行政法人国立文化財機構「文化財防災ネットワ - ク推進事業」特別講演会

歴史と共に考える文化財の防災・減災

日本列島に暮らす私たちは、繰り返し襲う地震や津波、台風に向き合わざるを得ません。
また火災や盗難、病虫カビとも対峙しつつ、時には戦乱という大きな人的災害も乗り越え、豊かな文化を育み連綿と歴史を積み重ねてきました。
文化や文化財はこの地に引き継がれた私たちの歴史の証です。
近年の大規模自然災害と文化財の防災・減災を考えるとき、これまで文化や文化財がどのようにして引き継がれてきたのか、教科書だけでは語られない歴史の一面を、今、あらためて学びたいと思います。

開催日時:

平成28年7月18日(月・祝)
13時00分〜16時30分(受付12時30分開始)

会場:

九州国立博物館1階ミュージアムホール

主催:

九州国立博物館

参加費:

無料(事前申し込み不要)

定員:

280名

問い合わせ:

九州国立博物館
092 - 918 - 2834・2842

プログラム:
開会挨拶[13時00分〜13時05分]

島谷弘幸(九州国立博物館長)


基調講演[13時05分〜13時40分]

正倉院の管理について - 同じ場所で、これまでずっと -

杉本一樹(宮内庁正倉院事務所長)


講演[13時40分〜16時25分]

[13時40分〜14時05分]

正倉院と自然災害 - 宝庫修理の歴史から -

飯田剛彦(宮内庁正倉院事務所)

[14時05分〜14時30分]

近衛家の歴史と文化財

羽田 聡(京都国立博物館)

[14時30分〜14時55分]

東山御文庫と図書寮文庫 - バックアップと疎開で守った資料 -

田代圭一(宮内庁書陵部図書課図書寮文庫)


[14時55分〜15時10分](休憩)

[15時10分〜15時35分]

明治維新と廃仏毀釈

野尻 忠(奈良国立博物館)

[15時35分〜16時00分]

関東大震災、第二次世界大戦時の文化財 - 東京国立博物館の歴史における災害 -

恵美千鶴子(東京国立博物館)

[16時00分〜16時25分]

歴史資料を未来につなぐということ - 大名家文書と在地文書、熊本震災の経験から -

稲葉継陽(熊本大学・熊本大学附属永青文庫研究センター)


閉会挨拶[16時25分〜16時30分]

岡田 健(国立文化財機構防災ネットワーク推進室長)

イベントチラシ