学術文化交流協定締結事業
微笑みの国タイの古典舞踊と伝統音楽

当館は、アジア各国の博物館等と連携しながら、様々な事業を実施しています。 この度、当館と学術文化交流協定を締結しているタイ文化省芸術局のご協力により、 タイ最高レベルの古典舞踊と伝統音楽の公演が実現しました。
微笑みの国の魅惑的な古典舞踊と美しい伝統音楽の世界をぜひご堪能ください。

日時:

平成27年9月29日(火)
13時00分〜14時30分(12時30分開場)
平成27年9月30日(水)
13時00分〜14時30分(12時30分開場)

場所:

九州国立博物館1階ミュージアムホール

観覧料:

無料
(事前申込不要)

定員:

250名(先着順・自由席)


プログラム:

  1. タイ古典舞踊
    ドヴァーラヴァティー、シュリーヴィジャヤ、ロッブリー、チェンセーン、スコータイ、というタイの歴代王朝を、時代衣裳と舞踊でご紹介します。
  2. 仮面舞踊劇(コーン)
    ラーマキエン物語におけるラーマ王子とトッサカン(鬼)の戦闘シーンを披露します。
    「コーン(仮面舞踊劇)」はほとんど男性だけで演じられる伝統舞踊で、使用する仮面も伝統工芸師による作品となります。
  3. タイ四大地方(北部、南部、中央部、東北部)の伝統舞踊
    北部:「フォーン・カン・ドーク」「フォーン・パン」
    北部の中心都市チェンマイを中心とした「フォーン」という踊りが有名です。北部の踊りは音楽も踊りもゆっくりしており、上品な印象を与えます。
    南部:「タリ・キパス」「ジョゲ」
    南部の衣装、音楽は地理的に近接したマレーシアの宮廷舞踊「ジョゲ」や、インドネシアの「タリ(舞踊)」で用いられる様式の影響が見られます。 「タリ・キパス」は南国的な陽気な音楽と扇子を使う舞踊です。
    東北部:
    東北部は、テンポが速く、軽快なリズムに合わせて楽しく歌い踊られるものが中心です。厳しい乾季等気候に恵まれない土地柄であるので、歌や踊り などで気持ちを明るくするためとも言われています。今回は、もち米を入れる竹駕籠などを手に持ってコミカルに踊る郷土芸能の「スーング」も披露されます。
    中央部:
    中央部の舞踊は「コーン(仮面舞踊劇)」、「ラコーン(舞踊劇)」という踊りが中心です。今回は、ラーマキエン物語の一幕、スパンマッチャーの物語を披露します。
    *スパンマッチャーはランカー国(スリランカ)の魔王トッサカンと魚の間に生まれた娘で、魚王国の女王として海洋を支配していました。
    また、タイ古典武術である棒術による演舞も披露します。

主催:

九州国立博物館・タイ文化省芸術局

微笑みの国タイの古典舞踊と伝統音楽
微笑みの国タイの古典舞踊と伝統音楽

イベントチラシ