開館10周年記念イベント・「推定客館跡」特別史跡追加指定記念講演会
新羅王子がみた大宰府

平成26年に特別史跡大宰府跡に追加指定された「推定客館跡」は、大宰府条坊の中央に位置し、朱雀大路に面した場所で発見されました。本遺跡は、大宰府の外交施設の一つとして、博多湾に面した筑紫館(鴻臚館)と供に機能したと考えられる重要遺跡です。
本講演会では、大宰府の外交機能を考える上で、白村江の戦い以後に来日した新羅王子に注目します。新羅王子の来日背景や足跡をたどることで、東アジア世界の国際環境がどのように形成されてきたのかが明らかとなります。そして、その過程で大宰府が果たした役割や、大野城等の山城を含めた大宰府の都市景観が浮き彫りになるでしょう。

日時:
平成27年11月3日(火・祝)
プログラム:

9時30分 開場
10時00分〜10時05分 開会挨拶
10時05分〜10時35分 講演1「新羅王子がきた時代」小嶋篤(九州国立博物館研究員)
10時35分〜11時15分 講演2「大野城築城と新羅」上田龍児(大野城市教育委員会)
11時15分〜11時55分 講演3「「西の都」大宰府と客館」井上信正(太宰府市教育委員会)
11時55分〜12時00分 閉会挨拶

会場:
九州国立博物館1階ミュージアムホール
定員:
280名
聴講料:
無料(ただし文化交流展の観覧料は必要)
主催:
九州国立博物館 太宰府市教育委員会
新羅王子がみた大宰府

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