日本文化財科学会公開講演会シリーズ『文化遺産と科学』
文化財が解き明かす自然災害III

日本文化財科学会は、自然科学者と考古学などの人文科学者とが、研究分野の枠を超えて連携して、文化財の解明を進めるとともに、文化財がもつ多様な価値を総合的に明らかにして、人類共通の貴重な宝物として将来に伝えていくための研究や実践を推進する学際的な学会です。本学会は、地震など過去の災害の実態をも多面的に明らかにしてきており、これまでも、その研究成果を広く市民に伝えてきました。
本学会は『文化遺産と科学―過去に学ぶ防災―』と題して、2012 年度に東北大学、2013 年度に名古屋大学で公開講演会を開催しました。2014 年度の公開講演会は、九州国立博物館で開催することに致しました。第一線で活躍しているさまざまの分野の専門研究者の方々に、最新の研究成果をお話しいただきます。意義深い時間を過ごしていただけるものと確信しております。

日時:

平成27年1月24日(土) 13時30分〜16時30分

会場:

九州国立博物館1階ミュージアムホール

講師:

「1.17から3.11 - 文化財の危機管理意識 - 」
 三輪嘉六(九州国立博物館館長)
「八重山諸島の巨大津波を探る」
 島袋綾野(石垣市教育委員会文化財係長)
「西日本沿岸の巨大津波痕跡から将来を考える」
 岡村眞(高知大学総合研究センター特任教授)
「地震考古学と九州の地震災害」
 寒川旭(産業技術総合研究所客員研究員)

参加費:

無料

定員:

280名

主催:

日本文化財科学会、九州国立博物館

お問い合わせ:

九州国立博物館 博物館科学課 092-918-2819

イベントチラシ