特別展『細川家の至宝 〜珠玉の永青文庫コレクション〜』 その3
紹介動画配信中です!
みなさま、こんにちは。
担当の川畑です。
寒い毎日が続いていますが、お風邪などひかれていませんでしょうか?
どうぞ皆さま暖かくして、お気をつけてお過ごしくださいませ。
配信から2週間が経過しましたが、おかげさまで多くの方々にアクセスしていただいています。
私ともう一人の担当・酒井による解説とともに、会場風景をご覧いただけます。
二人の穏やかな掛け合いが好評(らしいです・・)な動画。
お楽しみいただければ幸いです。
▼YouTubeの九州国立博物館チャンネル(博物館紹介や契丹展などの動画も見られます)
展示も後期に入り、絵画や書跡、工芸品などが大幅に入れ替わりました。
見逃せない作品ばかりで、どれもがおすすめなのですが…ひとつあげるとするならば
「網代螺鈿貝蒔絵文台硯箱」でしょうか。
きらきらと輝く浜辺を思わせる、瀟洒な優品です。
ぜひ展示室でご覧いただければ、と思います。
さてさて、細川展とは少し離れますが、“細川展と一緒に見られる” 私のおすすめをもう一つ。
2月20日から、エントランスにて雛人形を展示いたします(3月4日まで)。

お人形を展示するときに、いつも思い出す本があります。
それは、梨木香歩さんの小説『りかさん』。
主人公の小学生「ようこ」は、リカちゃん人形が欲しかったのに、おばあちゃんが贈ってくれたのは
「りか」という名前の黒髪の市松人形。
でもこの「りかさん」、人間と心で会話ができるのです・・。
展示中、お雛様に話しかけられたことはもちろんありませんが、
「どんなことを考えているのかしら」と
気にはなります。(できればちょっとだけ、知りたいです)
人形たちの心に触れて成長するようこを、みずみずしい筆致で描いた『りかさん』。
素敵なお話なので、ぜひ読んでみてください。
もちろん!展示もお見逃しなく。