特別展
会期
平成25年10月12日(土)〜12月8日(日)
休館日
月曜日
*ただし10月14日(月・祝)、11月4日(月・振休)は開館、10月15日(火)、11月5日(火)は休館
会場
九州国立博物館 3階 特別展示室
開館時間
午前9時30分〜午後5時
(入館は午後4時30分まで)
出品目録
観覧料
一 般1,500円
(1,300円)
高大生1,000円
(800円)
小中生 600円
(400円)
*( )内は前売りおよび団体料金(20名以上の場合)
*上記料金で九州国立博物館「文化交流展(平常展)」もご覧いただけます。
*障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障害者手帳等(*)をご提示下さい。
(*)身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳、被爆者健康手帳、特定疾患医療受給者証
*満65歳以上の方は前売り一般料金でご入場いただけます。チケット購入の際に年齢が分かるもの(健康保険証・運転免許証等)をご提示ください。
*キャンパスメンバーズの方は団体料金でご入場いただけます。チケット購入の際に学生証、教職員証等をご提示ください。
*チケット販売窓口では下記電子マネーがご利用いただけます。
注)ご利用いただけるのは当日券のみです。団体券・割引券等にはご利用になれません。
電子マネー |
(WAON、nanaco、iD、Edy、Kitaca、Suica、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、nimoca、はやかけん、SUGOCA) |
お問い合わせ
050-5542-8600(NTTハローダイヤル午前8時〜午後10時)
主催者からのごあいさつ
尾張徳川家は、徳川家康の九男・義直(よしなお)(1600〜1650)を初代とする御三家筆頭の名門大名で、名古屋城を居城とし、江戸時代を通じて徳川将軍家に次ぐ家格を誇っていました。
大名家は家の歴史・格式を示すために数々の道具を備え、それらは大きく表道具(おもてどうぐ)と奥道具(おくどうぐ)に分けられていました。表道具とは、大名の禄高や家格に応じて備えておくべき武具類と、公的な場で用いられる道具類、奥道具は、藩主やその家族たちがプライベートな場で使った道具類です。
本展では、徳川美術館(愛知県名古屋市)が所蔵する尾張徳川家ゆかりの道具類のうち、太刀や鉄砲などの武具類、茶の湯・香・能の道具類、和歌や絵画・楽器をはじめとする教養に関わる品々など、大名家の歴史と格式を示す約230件の名品をご紹介します。国宝「源氏物語絵巻」、国宝「初音の調度」も期間限定で特別公開いたします。
この展覧会を通して、近世大名を代表する尾張徳川家の美意識を感じ取っていただければ幸いです。
2013年7月 主催者
本展のみどころ
1 御三家筆頭の格式と美
〜大名文化の頂点 尾張徳川家の名宝〜
尾張徳川家は、徳川将軍家に・・(続きを読む)
尾張徳川家は、徳川将軍家に準ずる家柄である御三家のなかでも、筆頭格の家柄の大名家です。数ある大名家のなかで最高の家格を誇った同家には、徳川初代将軍家康の遺品を頂点として、太刀・甲冑・鉄砲などの武具類、茶の湯・香・能などの道具類といった、格調高い大名道具が数多く伝来しました。明治時代以降、旧大名家の多くが伝来の品々を売り立てる風潮のなかにあって、第十九代の義親(よしちか)氏が昭和6年(1931)に財団法人尾張徳川黎明会(れいめいかい)(現・公益財団法人徳川黎明会)を設立し、伝来品の保存と公開を図ったことも特筆されます。現在も徳川美術館で守り継がれている数多くの名品からは、江戸時代における最高水準の大名文化を、そのままのかたちで感じとることができます。
2 天下人が愛した名品の数々
〜足利将軍家、信長、秀吉、そして家康〜
尾張徳川家初代の義直は、初代将軍家康の・・(続きを読む)
尾張徳川家初代の義直は、初代将軍家康の九男にあたり、家康の死去に際して、遺品を兄弟間で分割相続しました。「駿府御分物(すんぷおわけもの)」とよばれる家康の遺品のなかには、室町時代の足利将軍家に由来する「東山御物(ひがしやまごもつ)」をはじめとして、織田信長や豊臣秀吉の遺愛品、そして家康の形見の品が数多く含まれています。天下人としての正統性を象徴する名品が徳川将軍家だけでなく、尾張徳川家にも数多く伝来したという事実は、将軍家に準ずる御三家筆頭格としての同家の家格の高さを雄弁に物語ります。天下人たちが愛した名品の数々と一斉に対面することができます。
3 美の競演、二つの「源氏物語」
〜特別公開 国宝「源氏物語絵巻」、国宝「初音の調度」〜
平安の美を代表する国宝「源氏物語絵巻」は、・・(続きを読む)
平安の美を代表する国宝「源氏物語絵巻」は、12世紀前半に成立した日本最古の物語絵巻です。今もなお親しまれている長編小説「源氏物語」を研ぎ澄まされた絵画表現でビジュアル化した、日本美術史上の代表的作品です。本展覧会では、「竹河(二)」と「横笛」を、それぞれ2週間限定で特別公開いたします。
江戸の美を代表する国宝「初音の調度」は、寛永16年(1639)、徳川三代将軍家光の長女千代姫が徳川義直の嫡男光友(尾張家二代)に嫁いだ際の豪華な婚礼調度です。日本の蒔絵作品の最高傑作で、「源氏物語」の「初音」帖の和歌の歌意を意匠とし、その文字を絵柄に埋めこむという趣向も凝らしています。
いずれも不朽の名作「源氏物語」を題材とした逸品です。平安の美と江戸の美の競演をお楽しみいただけます。
展覧会構成
*画像はクリックすると拡大します。
大名はいうまでもなく武力でその支配権を確立した武士であり、軍事戦闘集団の長です。太平続く江戸時代においても大名はあくまでも武士であり、常に戦闘の準備は怠りなく進められていました。大名家では様々な「いくさ道具」を準備すると同時に、格式に相応しい武具を取りそろえ、武家の象徴として大切に守り伝えてきました。
主な作品
初代義直に伝えられた気品ある名刀
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国宝
太刀 銘 来孫太郎作(たち らいまごたろう)
正応五年壬辰八月十三日
徳川家康・徳川義直(尾張家初代)所持
鎌倉時代 正応5年(1292)
[展示期間:全期間]
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国宝
太刀 銘 来孫太郎作(たち らいまごたろう)
正応五年壬辰八月十三日
徳川家康・徳川義直(尾張家初代)所持
鎌倉時代 正応5年(1292)
[展示期間:全期間]
刀剣は「武士の魂」と言われる通り、武家にとっては最も格式の高い大名道具である。また、実用品としてだけではなく、「武士の心根」を表す道具であるため、美しく気品に満ちていることも必要とされた。この太刀は姿がよく完璧な優品で、来孫太郎という銘を切った唯一貴重な存在である。徳川家康の遺品として、尾張徳川家初代義直に伝えられた。
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神様になった家康
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徳川家康画像(東照大権現像)
伝狩野探幽筆 江戸時代 17世紀
[展示期間:前期(10月12日〜11月10日)]
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徳川家康画像(東照大権現像)
伝狩野探幽筆 江戸時代 17世紀
[展示期間:前期(10月12日〜11月10日)]
瑞雲に包まれ、束帯姿で宮殿内の上畳(あげだたみ)に坐す東照大権現像。家康は、天海大僧正を中心とする側近により神格化され、祭祀にあたっては山王一実(さんのういちじつ)神道による「東照大権現」号が採用された。
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水牛の角をかたどった家康の甲冑
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熊毛植黒糸威具足(くまげうえくろいとおどしぐそく)
徳川家康所用 桃山時代 16世紀
[展示期間:全期間]
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熊毛植黒糸威具足(くまげうえくろいとおどしぐそく)
徳川家康所用 桃山時代 16世紀
[展示期間:全期間]
全体に熊毛を植え付け、黒糸で威した具足。兜には水牛の角を象(かたど)った後立(うしろだ)てをつける。全身真黒のなかに、真紅の面貌(めんぼう)がいかにも鮮やかな印象である。この具足は家康が用いたとされ、尾張徳川家では他の甲冑と区別して別格扱いとされた。
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武家の政権は武力によって打ち立てられても、それを維持する秩序が必要でした。その秩序とは社会を組み立てる上に必要なあらゆる分野に及び、芸能もまた例外ではありませんでした。茶の湯は武家の故実・礼法として修むべき教養でした。また、能は徳川幕府の式楽(しきがく)に位置づけられ、公式行事における重要な演目となり、香は儀礼の贈物としてだけでなく、武家の教養として重視されました。
主な作品
定家自筆・太宰府ゆかりの書状
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重要文化財
藤原定家書状「山門状」(さんもんじょう)
徳川家康・徳川義直(尾張家初代)所用 鎌倉時代 建保6年(1218)
[展示期間:前期(10月12日〜11月10日)]
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重要文化財
藤原定家書状「山門状」(さんもんじょう)
徳川家康・徳川義直(尾張家初代)所用 鎌倉時代 建保6年(1218)
[展示期間:前期(10月12日〜11月10日)]
石清水(いわしみず)八幡宮の末社である筥崎宮留守の行遍らが、延暦寺の末寺である大山寺(だいせんじ)(太宰府内山にあった、竈門(かまど)神社の神宮寺。有智山寺(うちやまでら)とも)の神人(じにん)で、船頭の張光安を殺害した。本作品は、この事件に端を発する延暦寺衆徒の強訴の経過について、藤原定家が自筆で義弟の公経に報じた書状。
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秀吉・家康、遺愛の花生
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古銅砧形花生 銘 杵のをれ(こどうきぬたがたはないけ きね)
豊臣秀吉・徳川家康所用 中国・元〜明時代 14〜15世紀
[展示期間:全期間]
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古銅砧形花生 銘 杵のをれ(こどうきぬたがたはないけ きね)
豊臣秀吉・徳川家康所用 中国・元〜明時代 14〜15世紀
[展示期間:全期間]
石川貞清という武将が家康との碁の勝負に勝ち、秀吉からもらいうけた。貞清は関ヶ原合戦の時、西軍に味方したが、この花生を家康に贈って死罪を免れたと伝えられる。古銅花生の中でも文様のない作が最上とされる。
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能装束に秋の深まりを感じる
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紅・水色段秋草文唐織(からおり)
江戸時代 17世紀
[展示期間:後期(11月12日〜12月8日)]
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紅・水色段秋草文唐織(からおり)
江戸時代 17世紀
[展示期間:後期(11月12日〜12月8日)]
夕焼けを思わせる紅と澄み渡った大気を感じさせる水色を段とした地に、十色の色糸で菊・桔梗・萩・芒(すすき)などの秋草を織り出している。夕映えに照り出された秋草の咲き乱れるさまは、華やぎのなかに移ろいゆく自然の寂しさを表わすようである。
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中国では古くから、君子は学問に親しみ書斎の生活を楽しむことを大切にしていました。我が国でも古代から中国の教養を尊重し、武家社会においても為政者の必須の徳目として位置づけられました。大名自身をはじめ武家の者は、和歌を詠み、絵画・音楽や文学に親しむことに価値をおいたため、数多くの作品が武家に所蔵されました。
主な作品
初代正室・春姫が愛用した優美な琴
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箏 銘 小町(そう)
春姫(尾張家初代義直正室)所用 室町時代 15世紀
[展示期間:前期(10月12日〜11月10日)]
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箏 銘 小町(そう)
春姫(尾張家初代義直正室)所用 室町時代 15世紀
[展示期間:前期(10月12日〜11月10日)]
浅野幸長(よしなが)の娘で、数え年14歳で義直に嫁いだ春姫の愛用品と伝えられる箏。品よく華やかに飾られており、格の高さがうかがえる。箏をはじめとする音楽は、和歌や手習いとともに女性の教養に数えられ、古くから上層階級の女性によって学ばれた。
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若様が描いた雄鶏
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鶏図
伝徳川家光(三代将軍)筆 江戸時代 17世紀
[展示期間:後期(11月12日〜12月8日)]
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鶏図
伝徳川家光(三代将軍)筆 江戸時代 17世紀
[展示期間:後期(11月12日〜12月8日)]
徳川二代将軍秀忠の嫡男竹千代(家光)の作品。雄鶏を略画風に墨描したもので、料紙の隅に絵を小さく描くのが特徴的である。首、胴、爪、尾は墨の濃淡を用いてゆったりと描くものの、頭の描き方はどこかぎこちない。人を睨みつけるかのような眼差しは、なんとも微笑ましい。
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座敷にひろがる名所の風景
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重要美術品
厳島・松島図屏風
土佐光起筆 江戸時代 17世紀
[展示期間:後期(11月12日〜12月8日)]
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重要美術品
厳島・松島図屏風
土佐光起筆 江戸時代 17世紀
[展示期間:後期(11月12日〜12月8日)]
厳島と松島は、天橋立とともに「日本三景」と称され親しまれた名所。上空から見下ろした雄大な景観のなかに、厳島と松島の全景が表されている。また、名所に遊ぶ人々が、細やかな筆致で描かれている。
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国宝 源氏物語絵巻
日本美術を代表する現存最古の物語絵巻。研ぎ澄まされた絵画表現、美麗な料紙、優美な書。平安王朝の雅な暮らしぶりを伝える格調の高い逸品です。尾張徳川家に伝わる15面の内、「横笛」と「竹河(二)」の2面を期間限定で公開します。
*国宝を展示していない期間は、古筆研究者で大和絵画家でもある田中親美(1875〜1975)による現状摸写、および平成15年(2003)から7年間にわたって東京芸術大学で行われた現状模写を展示します。
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夜、激しく泣き出した子どもをあやす雲井雁(くもいのかり)と、それを見守る夕霧。
国宝
源氏物語絵巻 横笛
平安時代 12世紀
[展示期間:10月12日〜10月27日]
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国宝
源氏物語絵巻 横笛
平安時代 12世紀
[展示期間:10月12日〜10月27日]
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庭の桜の木を賭けて碁をする姫君たちと、その美しい姿を垣間見する蔵人少将(くろうどのしょうしょう)。
国宝
源氏物語絵巻 竹河(二)
平安時代 12世紀
[展示期間:11月12日〜11月24日]
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国宝
源氏物語絵巻 竹河(二)
平安時代 12世紀
[展示期間:11月12日〜11月24日]
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国宝 初音の調度
徳川三代将軍家光(いえみつ)の長女千代姫(ちよひめ)が、寛永16年(1639)9月に徳川義直の嫡男光友(みつとも)(尾張家二代)に嫁いだ際に持参した豪華な調度。「源氏物語」の「初音」の帖の「年月を 松にひかれて ふる人に 今日鶯の 初音きかせよ」の歌意を全体の意匠とし、和歌の文字を絵柄の中に埋め込んでいます。日本蒔絵史上最高傑作といわれています。
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国宝
初音蒔絵鏡台
江戸時代 寛永16年(1639)
[展示期間:後期(11月12日〜12月8日)]
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国宝
初音蒔絵鏡台
江戸時代 寛永16年(1639)
[展示期間:後期(11月12日〜12月8日)]
方形、二段の引出し付きの台に柱をたて、鏡を掛ける。引出し内には、鏡巣・油桶・化粧水入・附子箱・白粉入・鬢水入れなどの化粧道具を納める。
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国宝
初音蒔絵貝桶
江戸時代 寛永16年(1639)
[展示期間:前期(10月12日〜11月10日)]
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国宝
初音蒔絵貝桶
江戸時代 寛永16年(1639)
[展示期間:前期(10月12日〜11月10日)]
貞節の象徴である合貝を納める桶。八角形で同形の台が添い、朱房の紐をかける。二合一対で、婚礼調度の中では最も重要な意味を持つ。
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尾張徳川家と徳川美術館
尾張徳川家は、徳川家康(1542〜1616)の九男・義直を祖とする御三家筆頭の名門大名である。尾張徳川家には、徳川家康の遺産「駿府御分物」を中核とする什宝が伝来し、これに寄贈品などを加えた1万数千件によって、徳川美術館の収蔵品が成り立っている。
19代義親は、尾張徳川家に伝来した什宝を公の財産とし、研究に資するため、昭和6年(1931)に財団法人尾張徳川黎明会(現・公益法人徳川黎明会)を設立。尾張徳川家の大曽根邸の一部を財団に寄付して美術館建設用地とした。その他の敷地の大半は名古屋市に寄付され、昭和7年に徳川園として一般公開された。徳川美術館は昭和10年11月10日に開館し、平成16年(2004)以降は、徳川園や尾張徳川家の蔵書を引き継いだ名古屋市蓬左文庫(ほうさぶんこ)と一体となって活動している。
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主催
九州国立博物館・福岡県、西日本新聞社、テレビ西日本、TVQ九州放送、徳川美術館
共催
(公財)九州国立博物館振興財団
特別協賛
積水ハウス
協賛
(公財)福岡文化財団
後援
佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県、九州・沖縄各県教育委員会、福岡市、福岡市教育委員会、北九州市、北九州市教育委員会、太宰府市、太宰府市教育委員会、西日本リビング新聞社、FM FUKUOKA、cross fm、LOVE FM、西日本鉄道、九州旅客鉄道、一般社団法人日本自動車連盟福岡支部、NEXCO西日本九州支社、一般社団法人福岡市タクシー協会、一般社団法人福岡県タクシー協会、福岡商工会議所、太宰府市商工会、太宰府観光協会、一般社団法人日本旅行業協会、西日本文化サークル連合、西日本新聞TNC文化サークル
特別協力
太宰府天満宮
協力
国際ソロプチミスト太宰府