博物館からのお知らせ






「針聞書」は、織田信長の活躍した戦国時代に書かれた東洋医学書。病気を起こす原因とされた虫たちが想像豊かに描かれています。 きゅーはくの絵本4『はらのなかのはらっぱで』(フレーベル館、1050円)、『戦国時代のハラノムシ 針聞書のゆかいな病魔たち』(国書刊行会、1050円)に続く、関連図書の第3弾。第2弾の『戦国時代のハラノムシ』が「虫型」「蛇型」「顔面型、岩石型」「混合型」の4つに分類した図鑑形式になっているのに対し、本書は「針聞書」に描かれている虫の登場順と同じ順番で紹介しています。
巻頭は、同志社大学名誉教授である笠井昌昭氏による「愛すべき虫たちと空想の世界 日本人は虫とどう向き合ってきたか」で、古代より日本人が虫とどうつき合ってきたかについて紹介しています。『はらのなかのはらっぱで』『戦国時代のハラノムシ』の際にも監修などでご協力いただいた長野仁氏による「試論『針聞書』戦国時代の鍼灸ムーブメント 古来、ハリとムシとハラは因果な仲間」では、これまで虫部分にのみ注目が集まっていましたが、今回は初めて、鍼灸部分にスポットを当てています。また巻末には当館研究員東昇による「針聞書」との出会いについての一文があります。

・価格 |
1260円(税込み)![]() |
・発行所 |
ジェイ・キャスト![]() |
・ISBN |
978-4-903888-00-2![]() |
・規格 |
25.6×18(cm)![]() |

株式会社ジェイ・キャスト


なお『虫の知らせ』は、九州国立博物館ミュージアムショップにて11月8日より販売開始予定です。

九州国立博物館ミュージアムショップ:



