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「針聞書」は、織田信長の活躍した戦国時代に書かれた東洋医学書。病気を起こす虫たちが想像豊かに描かれてます。これまでもぬいぐるみ、絵はがき、Tシャツなどたくさんのグッズで現代によみがえり、静かなブームとなっていました。
昨年秋に刊行のきゅーはくの絵本4『はらのなかのはらっぱで』(フレーベル館、1050円)に続く、関連図書の第2弾。今回は虫図鑑として「虫型」「蛇型」「顔面型、岩石型」「混合型」に4分類。それぞれの虫には「棲息地」「病状」「治療法」を現代語訳し、わかりやすく紹介しています。
図鑑解説、解題は、『はらのなかのはらっぱで』を監修していただいた長野仁氏。20頁にわたる解題「スタマック・モンスター大集合」では、「針聞書」の背景となる「ハラノムシの医学史」、「乱世の蟲師・茨木元行」を詳しく紹介し、初公開の「ハラノムシ・マップ」など、読みごたえ十分の充実した内容です。
国書刊行会は、歴史、国文学の研究書から幻想文学やミステリーまで幅広く出版し、『鳥山石燕 画図百鬼夜行』をはじめとする妖怪画集が好評です。国書刊行会からの刊行により、「針聞書」の虫たちも、不思議世界へ仲間入りしたといえます。

・価格 |
1050円(税込み)![]() |
・発行所 |
国書刊行会![]() |
・ISBN |
978-4-336-04846-2![]() |
・規格 |
22×18(cm) オールカラー![]() |
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ほか、全国主要書店での発売は5月7日以降の予定となっております。


