博物館からのお知らせ






日時 |
平成18年7月22日(木)〜平成18年9月3日(日)![]() |
場所 |
九州国博物館1階エントランスホール![]() |

「飾り山笠」16番山笠
解説:松尾孝司(西日本新聞編集委員)

”表”「天神菅公一代記(てんじんかんこういちだいき)」 人形師:中村信喬

学問の神さま・菅原道真公の生涯を一代記にした。和歌を詠んだというエピソードの残る5歳のときから、大宰府に左遷され、伴の味酒安行とともに京から博多津に着いた姿、窮迫の日々を送りながら天拝山に登り国の安泰を願う姿、さらに天神さまとなった生涯が品格豊かである。あえて木彫で仕上げたノミの技も見逃せない。日本工芸界に残る大作である。

![]() ![]() 5歳の菅公 幼名「阿呼(あこ)」 ![]() |
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![]() ![]() 太宰府天満宮を背景にした天神様 ![]() |
![]() ![]() 博多津に向かう道真公 57歳 ![]() |
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![]() ![]() 天拝山で祈る菅公 58歳 ![]() |
![]() ![]() 涙にくれる味酒安行公 ![]() |
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”見送り”「言論百三十年九州に立つ」 人形師:井上 和彦

西日本新聞の歩みは明治10年、西郷隆盛らの西南戦争を報じる筑紫新聞に始まる。地域とともに歩んだ、その130年の歴史には、明治30年代、博多山笠中止というピンチをキャンペーンで救った古島一雄、軍部と闘った菊竹六皷らがいる。これに六皷を支えた妻、静乃、さらに読者を喜ばせた竹久夢二の挿話も加え彩り豊かに仕上げた。福岡の新聞史という難しいテーマに挑んだ若き人形師の心意気も見逃せない。

![]() ![]() 菊竹六皷と、彼を支えた妻静乃 ![]() |
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![]() ![]() 西南戦争に挑む西郷隆盛 ![]() |
![]() ![]() 夢二・挿絵より ![]() |
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![]() ![]() 論陣を張る古島一雄 ![]() |

● 飾り付けの様子

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◎ 昨年の飾り山[詳細]
