特別展

特別展
大ベトナム展
担当学芸員による特別展の紹介動画
会期
平成25年4月16日(火)〜 6月9日(日)


休館日
月曜日
*ただし、4月29日(月・祝)と5月6日(月・祝)は開館、5月7日(火)は休館


会場
九州国立博物館 3階 特別展示室


開館時間
午前9時30分〜午後5時
(入館は午後4時30分まで)


出品目録


観覧料
一 般1,300円(1,100円)
高大生1,000円(800円)
小中生 600円(400円)
*(  )内は前売りおよび団体料金(20名以上の場合)
*上記料金で九州国立博物館「文化交流展(平常展)」もご覧いただけます。
*障がい者等とその介護者1名は無料です。展示室入口にて、障害者手帳等をご提示ください。
*満65歳以上の方は前売り一般料金でご入場いただけます。チケット購入の際に年齢が分かるもの(健康保険証・運転免許証等)をご提示ください。
*キャンパスメンバーズの方は団体料金でご入場いただけます。チケット購入の際に学生証、教職員証等をご提示ください。


主催
九州国立博物館・福岡県、ベトナム国立歴史博物館、在福岡ベトナム社会主義共和国総領事館、TVQ九州放送、西日本新聞社、日本経済新聞社、九州ベトナム友好協会


共催
(公財)九州国立博物館振興財団


協賛
やずや、西日本鉄道、八ちゃん堂、西部ガス、九電工、九州旅客鉄道、コカ・コーラウエスト、西日本シティ銀行、福岡銀行、ロイヤルホールディングス、筑紫女学園、福岡文化財団、サニックス、TOTO、安川電機、しょうき、新出光、福岡倉庫(順不同)


特別協力
太宰府天満宮、昭和女子大学


協力
ベトナム航空、ホテルニューオータニ博多、西鉄旅行、ホテル日航福岡


後援
ベトナム社会主義共和国大使館、外務省、文化庁、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県、九州・沖縄各県教育委員会、福岡市、福岡市教育委員会、北九州市、北九州市教育委員会、太宰府市、太宰府市教育委員会、社団法人九州経済連合会、九州商工会議所連合会、九州経済同友会、九州経営者協会、福岡商工会議所、太宰府市商工会、太宰府観光協会、西日本リビング新聞社、cross fm、FM FUKUOKA、LOVE FM、一般社団法人日本自動車連盟 福岡支部、NEXCO西日本九州支社、一般社団法人福岡市タクシー協会、西日本文化サークル連合、西日本新聞TNC文化サークル


前売券
ローソンチケット(Lコード:83342)、チケットぴあ(Pコード:765〜496)、セブン−イレブン(セブンコード:020〜447)、イープラス・ファミリーマートほか主要プレイガイドで2月1日より発売。
*電子チケットは、会期中は当日料金での発売となります。
*電子チケットは購入の際に各プレイガイドによって各種手数料がかかる場合があります。ご了承ください。


お問い合わせ
050-5542-8600(NTTハローダイヤル午前8時〜午後10時)


ごあいさつ

 本年は、日本とベトナムの外交関係樹立40周年という大きな節目の年に当ります。また、福岡県・ハノイ市友好提携5周年記念の年でもあります。これらを記念いたしまして、九州国立博物館ではベトナムの文化を正面からとりあげたわが国で初めての本格的な特別展覧会を開催いたします。

 九州国立博物館では、わが国とアジア諸国との文化交流の歴史を示すことを重要なテーマと位置づけています。このたび、40周年という節目の年を迎えてベトナムとの交流をより深め、その文化を多くの方々にご紹介していくことが、我々の使命であると考えております。

 九州国立博物館は、開館以来、文化交流展(平常展)においてベトナム文化を大きく取り上げてきたばかりでなく、ベトナムとの朱印船貿易をテーマとしたきゅーはくの絵本『海のむこうのずっとむこう』を刊行し、さらに同書のベトナム語版を製作して、ベトナムの学校へ寄贈するなど、さまざまな交流を続けてまいりました。昨年度には、ベトナム国立歴史博物館と学術文化交流協定を締結し、公式に連携関係を築いております。「大ベトナム展」は、そうした交流の積み重ねの上に成り立ったものです。

 近年、わが国とベトナムの関係は、産業界、経済界においても、ますます緊密の度を増しています。特に九州との関わりは大きなものがあるといえるでしょう。九州国立博物館で開催されるこの展覧会が、文化、観光、産業などの幅広い分野にわたってベトナムとの交流をさらに深めていくための新たなステージへ飛躍する第一歩となれば幸いです。

 最後になりましたが、本展覧会に数多くの名品をご出品くださっておりますベトナム国立歴史博物館をはじめとするベトナムの諸機関、インドネシア国立博物館、国内の各ご所蔵者、および大きなご支援を賜りました関係各位に対しまして、深く感謝の意を表します。

主催者

展覧会構成
*画像はクリックすると拡大します。
序章 どこから来たのか 夢のはじまり

紀元前5世紀頃から、北部には銅鼓に代表される優れた青銅器をもつドンソン文化、中部には九州のものにも似た大きな甕棺に特徴をもつサーフィン文化が光彩を放っていました。また、メコン川デルタ地帯に位置するオケオは2〜6世紀にかけてクメール族の古代国家扶南の海外交易の中心となった海港都市として繁栄していました。現在のベトナムという国の枠組みが出来るずっとずっと以前のことです。

主な作品

北のドンソン文化

銅鼓(どうこ)

銅鼓(どうこ)
ベトナム 紀元前3〜2世紀
ベトナム国立歴史博物館所蔵

銅鼓(どうこ)
ベトナム 紀元前3〜2世紀
ベトナム国立歴史博物館所蔵

銅鼓は、ベトナム北部や中国南部にひろく分布する青銅祭器。紀元前5世紀頃に現在の雲南省あたりでそのすがたをあらわしたのち、近年まで分布範囲を変えつつ連綿と作られ続けた。現代でも銅鼓の文様はさまざまなデザインに取り入れられ、ベトナムの人々にもっとも親しまれている文化財である。
鼓面の中央に十二光芒を四方にはカエルの像をのせる。頭部側面には羽人の乗った6艘の舟をあらわす。ベトナム最大の銅鼓でゴールドスターの愛称がある。

中部のサーフィン文化

耳飾り

耳飾り
ベトナム 紀元前3世紀〜1世紀
ベトナム国立歴史博物館所蔵

耳飾り
ベトナム 紀元前3世紀〜1世紀
ベトナム国立歴史博物館所蔵

軟玉[ネフライト]製で、まるまるとした胴部の上には通し孔、左右と下に円錐状の突起を有する特徴的な形状をなし、リンリンオーと呼ばれる。類品はフィリピン、カンボジア、タイなど東南アジア各地で確認されており、これらをつなぐ交易ルートの存在と人の移動を示唆する。

耳飾り

耳飾り
ベトナム 紀元前3世紀〜1世紀
ベトナム国立歴史博物館所蔵

耳飾り
ベトナム 紀元前3世紀〜1世紀
ベトナム国立歴史博物館所蔵

中央上部に鉤状の通し孔をもち、左右に棒状の飾りをつけたガラスの耳飾りである。本品の形状はやや形骸化が進んでいるが、左右の飾りは、本来はヤギやシカのような有角の獣頭をあらわしたものであった。

南部 扶南の貿易港 オケオ

耳飾り

耳飾り
ベトナム 3〜7世紀
ベトナム国立歴史博物館所蔵

耳飾り
ベトナム 3〜7世紀
ベトナム国立歴史博物館所蔵

耳飾りは耳朶の前後に装着できるように2部からなり、それぞれ人面鳥身とみられる有翼人物と雲文があしらわれている。

如来立像

如来立像(にょらいりゅうぞう)
ベトナム 6〜7世紀
ベトナム国立歴史博物館所蔵

如来立像(にょらいりゅうぞう)
ベトナム 6〜7世紀
ベトナム国立歴史博物館所蔵

本像は一木から彫りだされた等身大の彫刻。通肩にまとった衣が身体に密着し肉体の張りや輪郭が強調されている。お顔に目を移すと豊かな頬に厚い唇を軽く結び、柔らかくふくらんだ瞼は瞑目し、全体にゆったりとした相貌が認められる。オケオ文化圏からは他にも大小さまざまな木彫像が見つかっているが、東南アジアの他地域には6世紀に遡る木彫像は現存していない。当時の木彫像を知る上でたいへん貴重である。

第1章 天空に竜の舞う 千年の都 ハノイ

千年におよぶ中国による支配の後、939年、初めてベトナム人による王朝が建てられました。1010年、李朝はハノイに遷都し、1802年まで都として存続しました。王がハノイに入った時、天空に竜が舞い上がり、この地を「昇竜(タンロン)」と名づけたといわれています。 その後、陳朝、後黎朝などを経て、1802年、ベトナム最後の王朝・阮朝は中部のフエに新しい都を建てました。

主な作品
龍頭屋根飾り

龍頭屋根飾り(りゅうとうやねかざり)
ベトナム タンロン遺跡出土
李朝 11 〜12世紀
ハノイ市 タンロン遺跡保存センター所蔵

龍頭屋根飾り(りゅうとうやねかざり)
ベトナム タンロン遺跡出土
李朝 11 〜12世紀
ハノイ市 タンロン遺跡保存センター所蔵

日本の城にある鯱のように、屋根の頂部両端に屋根飾りとして用いられた。珠をくわえた龍の頭部。くっきりと施された目やうろこの表現が細かく美しい。李朝期にこのような建築部材が大きく発展したことが分かる。

龍頭屋根飾り

獣頭文軒丸瓦(じゅうとうもんのきまるがわら)
ベトナム タンロン遺跡出土
8 〜9世紀 ハノイ市
タンロン遺跡保存センター所蔵

獣頭文軒丸瓦(じゅうとうもんのきまるがわら)
ベトナム タンロン遺跡出土
8 〜9世紀 ハノイ市
タンロン遺跡保存センター所蔵

タンロン遺跡は、中国の安南都護府が置かれた頃からの都城の中心部であった。建物は礎石を用い、さらには瓦をふき、塼を用いていた。この瓦は屋根先に用いられ、丸部分に獣の顔が見えるもの。

冕冠

冕冠(べんかん)
ベトナム 阮朝 19世紀
ベトナム国立歴史博物館所蔵

冕冠(べんかん)
ベトナム 阮朝 19世紀
ベトナム国立歴史博物館所蔵

歴代の阮朝皇帝は、頭頂部に長方形の板を載せ、色とりどりの小珠を赤い紐で連ねた旒(りゅう)を前後に12本ずつ垂らした冕冠と呼ばれる冠を被っていた。古来この形の冠は、アジア諸国において天子が被るべきものとされていた。

キンナラ像

キンナラ像
ベトナム ファッティック寺旧蔵
李朝 1057年
ベトナム国立歴史博物館

キンナラ像
ベトナム ファッティック寺旧蔵
李朝 1057年
ベトナム国立歴史博物館

李朝第3代の李聖宗が、1057年にファッティック寺において新しい仏塔の建立を命じた時に作られたものとされる。キンナラとは古代インドの楽神で、この像も人間の頭に鳥の体を持ち、胸の前の太鼓を叩いている。中国において豊満で写実性をそなえた造形は唐代に完成し、宋代にも継承されるが、本作品も中国からの影響を強く受けていると理解されよう。

踊り子像

踊り子像
ベトナム 後期チャーキュウ様式 10世紀
クアンナム省ズイスエン県チャーキュウ出土
ベトナム国立歴史博物館所蔵

踊り子像
ベトナム 後期チャーキュウ様式 10世紀
クアンナム省ズイスエン県チャーキュウ出土
ベトナム国立歴史博物館所蔵

チャーキュウ遺跡は、かつてのチャンパーの王都シンハラープラと比定されている。ヒンドゥー教寺院の基壇には、様々な姿の踊り子像のほか、生き生きとした動物像など多くの彫像が巡らされていた。本像は、高肉彫りながら踊り子の動きは伸びやかでかつ自然である。

第2章 愛と冒険の航海

ベトナムの産物は、西は遠くエジプトまで運ばれていました。いっぽう、東は鎖国以前の日本から、貿易家たちは朱印船に乗りハノイや日本人町があったホイアンへ向かい、愛と冒険のさまざまな物語をつむぎました。

主な作品
ベトナム人の見た日本人

ベトナム人の見た日本人
外国図(部分)
ベトナム・阮朝 19 〜20世紀
ベトナム国立歴史博物館所蔵

ベトナム人の見た日本人
外国図(部分)
ベトナム・阮朝 19 〜20世紀
ベトナム国立歴史博物館所蔵

「外國図」と題された図の上部に位置する中国人をはじめ多くの国の人々が描かれ、「女人國」など架空の国もある。「日本國」としては半裸で大刀を持った男が三人、図中でもっとも野蛮な姿である。倭寇のイメージであろう。

日本人の見たベトナム人

日本人の見たベトナム人
民族図譜(部分)
江戸時代 正保2年(1645)
下関市立長府博物館所蔵

日本人の見たベトナム人
民族図譜(部分)
江戸時代 正保2年(1645)
下関市立長府博物館所蔵

「日本」、「大明」、「かうらい」をはじめ、東南アジア、アフリカ、インド、ヨーロッパの国名(地名)を冠した人々が描かれる。現在のベトナムとしてはベトナム北部の「とんきん(東京)」、ベトナム中部の「河内」=交趾(コウチ)の二つに表現されている。

茶屋新六交趾渡航図巻

茶屋新六交趾渡航図巻(ちゃやしんろくこうちとこうずかん)(部分)
江戸時代 17世紀
名古屋市・情妙寺所蔵

茶屋新六交趾渡航図巻(ちゃやしんろくこうちとこうずかん)(部分)
江戸時代 17世紀
名古屋市・情妙寺所蔵

茶屋新六が交趾(コウチ)に渡航して、領主に貢物を献上する場面。この館はホイアンに近い、ベトナム中部の支配者阮氏の出先機関である広南(クァンナム)鎮営であろう。新六に謁見している人物が、1613年に父阮潢(グェン・ホアン)(1525〜1613)を継いで君主となる若き日の阮福源(グェン・フック・グェン)(1563〜1635)とすれば、隣の少女は、1619年に荒木宗太郎に嫁いだ福源の娘、王加久戸売(ワカクトメ)(〜1645)かもしれない。想像をたくましくすればであるが。

安南国大都統書簡

重要美術品
安南国大都統書簡(あんなんこくだいととうしょかん)
ベトナム・黎朝 弘定12年(1611)
三重・宗教法人 桑名神社所蔵

重要美術品
安南国大都統書簡(あんなんこくだいととうしょかん)
ベトナム・黎朝 弘定12年(1611)
三重・宗教法人 桑名神社所蔵

中部の支配者阮潢(グエン・ホアン)から長崎奉行長谷川藤広に宛てた書簡。マレー半島の大泥(パタニ)に向かった日本船が、タイ国王サンペット4世が処刑されてソンタム王が即位した事件により海賊が横行しているため大泥へ向かえずに帰国したことを記す。同船は、はじめ、風待ちのため安南の港外に停泊していた。

アジア航海図 角屋家(かどやけ)貿易関係資料のうち

重要文化財
アジア航海図 角屋家(かどやけ)貿易関係資料のうち
江戸時代 17世紀
三重・神宮徴古館所蔵

重要文化財
アジア航海図 角屋家(かどやけ)貿易関係資料のうち
江戸時代 17世紀
三重・神宮徴古館所蔵

東は日本列島から西はマレー半島までを収めるポルトラーノ型海図。ホイアンの日本人町に住んでいた角屋七郎兵衛(〜 1672)が交(コウチ)趾から送った品の一つとされている。長崎と交趾の間には点々と連なる二条の針穴があり、実際に航海に使用されたことを示す。

安南国王女の鏡

安南国王女の鏡
ヨーロッパ(箱は日本製)17世紀
長崎歴史文化博物館所蔵

安南国王女の鏡
ヨーロッパ(箱は日本製)17世紀
長崎歴史文化博物館所蔵

荒木宗太郎(あらきそうたろう)はみずから交趾(コウチ)へでかけて貿易に従事していた。交趾を実質支配していた阮氏の信頼を得て阮姓を授かり阮太良と名乗り、阮氏の王女王加久戸売(わかくとめ)を妻とした。彼女は長崎に移住してアニオーさんと呼ばれ、娘を一人もうけた。本鏡は、王加久戸売の持ち来たったものとして荒木家に伝えられた。

貼花龍文耳付水指

安南染付(あんなんそめつけ)
貼花龍文耳付水指(ちょうかりゅうもんみみつきみずさし)
大沢家伝来
ベトナム・黎朝 17世紀
京都国立博物館所蔵

安南染付(あんなんそめつけ)
貼花龍文耳付水指(ちょうかりゅうもんみみつきみずさし)
大沢家伝来
ベトナム・黎朝 17世紀
京都国立博物館所蔵

朱印船貿易家の大沢家に伝来したベトナムの染付。龍の貼り付け文様と染付の組み合わせが珍しい。このにじんだ染付を「絞り手(しぼりで)」といい、日本で好まれた文様のひとつ。茶道具として珍重された。

第3章 ベトナミーズ ビューティー

美を創造して、見て、手にとることは、人々に共通する喜びです。繊細な感性と強い意思、勤勉さをあわせもつベトナムの人々が生み出した美の世界を堪能してください。

主な作品
染付麒麟文大壺

染付麒麟文大壺(そめつけきりんもんおおつぼ)
伝インドネシア南スラウェシ出土
ベトナム・黎朝 15世紀
インドネシア国立博物館所蔵

染付麒麟文大壺(そめつけきりんもんおおつぼ)
伝インドネシア南スラウェシ出土
ベトナム・黎朝 15世紀
インドネシア国立博物館所蔵

雲の中に雄渾な麒麟が堂々たる姿で描かれる。インドネシアの遺跡からは多くのベトナム陶磁器が出土する。

鳳凰形簪

鳳凰形簪(ほうおうがたかんざし)
ベトナム・黎朝
広南阮氏 18世紀
ベトナム国立歴史博物館所蔵

鳳凰形簪(ほうおうがたかんざし)
ベトナム・黎朝
広南阮氏 18世紀
ベトナム国立歴史博物館所蔵

頭に鳳凰をあらわし、嘴(くちばし)から垂飾を垂らした金製の簪。阮福闊(グェン・フック・コアット)の妻の墓から2005年に出土した。躍動感のある鳳凰と華麗な垂飾からは、ベトナム中南部に勢威を振るった広南阮氏の金工技術の高さが窺える。

ロロ族の衣装

ロロ族の衣装
ベトナム 20世紀
ベトナム民族博物館所蔵

ロロ族の衣装
ベトナム 20世紀
ベトナム民族博物館所蔵

ロロはベトナムが公認している53の少数民族の一つで、北部高原地帯に居住する。中国では700万人を超える人口があるが、ベトナムでは人口数千人ほど。ベトナムの少数民族で最も美しい衣装といわていれる。

ベトナム“プチ”知識