特別展

文化庁海外展記念『 日本のやきもの 』 - 選び抜かれた名宝120点 -

 やきものの国、日本。世界の中で日本人ほど豊かなやきものの歴史を持つ民族はないでしょう。例えば、太古の美を伝える縄文土器、中国陶磁への憧憬から生まれた奈良三彩や古瀬戸、茶の湯のための桃山の陶器、世界を魅了した有田の磁器。時代の展開にあわせて、時には時代の流れを越えて、日本では新しいやきものが次々と生まれ、愛されてきました。

 本年秋、文化庁は西洋を日本に伝えてくれたポルトガルの地で、日本の美を紹介する展覧会を開催いたします。そこで展示されるのは、日本の美を象徴する縄文時代から現代に至るまでの日本のやきものの精華です。今回の展覧会はこれを記念して、日本を代表するやきものの地である九州の地を選んで開催されるものです。

 原始・古代から中世、近世、さらには近現代にいたるまでの「日本のやきもの」の長く豊かな道のりを、選び抜かれた120点の名品によって紹介し、日本のやきものの技と美をご覧いただきます。これに加えて、日本のやきものの成り立ちに深い関わりを持つ中国などの海外のやきもの18点をあわせて展示することで、日本のやきものに対して国際交流という角度から光を当てています。

 今夏、九州国立博物館に集まる選び抜かれた120点の名宝を通して、日本のやきものの素晴らしさを感じていただきます。

会期

平成19年7月7日(土)〜8月26日(日)

休館日

月曜休館

(月曜日が祝祭日の場合は開館、翌日休館)

*ただし、7月9日(月)、8月13日(月)は開館

会場

九州国立博物館 3階 特別展示室

(〒818ー0118 福岡県太宰府市石坂4ー7ー2)

開館時間

午前9時30分〜午後5時

(入館は午後4時30分まで)

作品総数

ポルトガル展示作品81点を含む138点

(重要文化財24点、重要美術品1点を含む)

*平成19年9月20日から平成19年12月2日(予定)まで、文化庁主催、九州国立博物館及びポルトガル共和国ソアーレス・ドス・レイス国立美術館の共催により、ポルトガル共和国ソアーレス・ドス・レイス国立美術館において、我が国の縄文時代から近代・現代に至る陶磁器の展覧会を開催します。

出品目録[596KB]

観覧料

一 般 1,200円(1,000円)

高大生 800円(600円)

小中生 400円(200円)

*上記金額で当館「文化交流展示」もご覧いただけます。
*( )内は前売り、20名以上の団体料金です。
*障がい者等とその介護者1名は無料です。
 入館の際に障害者手帳等をご提示ください。
*満65歳以上の方は( )内料金でご入場いただけます。
 入館の際に年齢の分かるもの(健康保険証、運転免許証など)をご提示ください。
*キャンパスメンバーズの方は団体料金でご入場いただけます。
 会員証、学生証等をご提示ください。

主催

文化庁、九州国立博物館

共催

西日本新聞社、TVQ九州放送

後援

(財)九州国立博物館振興財団、太宰府市、太宰府市教育委員会、太宰府市商工会、太宰府観光協会

特別協力

太宰府天満宮

協力

九州旅客鉄道、西日本鉄道