過去の展示情報
トピック展示 :
南蛮 津久見市所蔵の屏風と漆器
展示期間:
平成22年4月28日(水)〜6月6日(日)
展示場所:
文化交流展示室 関連第11室
概要:
津久見市所蔵 南蛮美術コレクション
16世紀半ば、大航海時代の最盛期に、日本とヨーロッパは貿易を開始します。
スペインやポルトガルの商人たちは、東南アジアを経由して日本に来航したため、南方からやって来た外国人という意味で南蛮人と呼ばれました。彼らがもたらした西洋の文物や風俗の影響を受けた絵画・工芸品などのいわゆる南蛮美術は、異国趣味にあふれた奇抜で美しいものとして、人々に熱狂的に受け入れられました。
大分県津久見市は、大友宗麟の時代に南蛮文化を積極的に受け入れたことから優れた南蛮美術を収集してきました。特に南蛮漆器のコレクションは量・質ともに大変優れたものとして知られています。
今回それらを特別に、九州国立博物館でご紹介することになりました。これに併せて、当館が継続的に収集している南蛮漆器や南蛮屏風の優品も展示いたします。
出品目録:
主な展示品:

展示作品の紹介
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担当研究員のコメント
今回のトピック展では、当館所蔵品とともに、大分県津久見市が所蔵する南蛮美術の優品を特別にご紹介いたします。
近世初期をいろどった、きらびやかな美術工芸品の数々を、ぜひご堪能ください。
学芸部企画課 研究員 川畑 憲子、金井 裕子