過去の展示情報

トピック展示 :

東京大学史料編纂所所蔵「国宝 古文書展」

展示期間:

第1期 平成21年4月15日(水)〜5月24日(日)
第2期 平成21年5月27日(水)〜7月5日(日)

展示場所:

文化交流展示室関連展示室第11室

概要:

 東京大学史料編纂所は140年の歴史をもち、日本史研究の基礎となる史料集を編纂・刊行しています。平成19年に同所建物の耐震工事がはじまり、約20万点もの所蔵品がはるばる九州国立博物館に避難してきました。今年度には工事が完了し、保管中の品々は東京にもどっていきます。これに先立ち、国宝・重要文化財を中心とした展覧会を2期にわたって開催します。東大の名品をまとめてご覧いただける最後の機会です。ぜひご来観ください。

第1期(平成21年4月15日〜5月24日)

薩摩藩島津家に伝来した国宝「島津家文書」から精選した古文書や絵画などを陳列します。武家文書の白眉ともいうべき名品の数々をご覧ください。

第2期(平成21年5月27日〜7月5日)

鎌倉時代から江戸時代までの国際交流史にスポットをあてます。国宝・重要文化財に指定されている貴重な歴史資料を中心に陳列します。

主な展示品:

主な展示作品
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展示作品の紹介
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源頼朝下文

源頼朝下文(島津家文書、平安時代・1185年)
 鎌倉幕府の初代将軍源頼朝が島津家始祖の忠久を地頭に任命したもので、「島津家文書」のなかで最古のものです。島津本家の正統性の根拠として大切に保存されました。

源頼朝下文(島津家文書、平安時代・1185年)
 鎌倉幕府の初代将軍源頼朝が島津家始祖の忠久を地頭に任命したもので、「島津家文書」のなかで最古のものです。島津本家の正統性の根拠として大切に保存されました。

薩摩勝景百図

薩摩勝景百図(島津家文書、江戸時代・1815年)
 薩摩藩主島津重豪が橋口兼古に薩摩藩内の名勝・旧跡を描かせたものです。とりわけ鹿児島湾にうかぶ桜島のたたずまいは印象的です。

薩摩勝景百図(島津家文書、江戸時代・1815年)
 薩摩藩主島津重豪が橋口兼古に薩摩藩内の名勝・旧跡を描かせたものです。とりわけ鹿児島湾にうかぶ桜島のたたずまいは印象的です。

足利義政御内書

足利義政御内書(島津家文書、室町時代・1478年)
 室町幕府の8代将軍足利義政が島津忠昌にあてた手紙です。島津領内を通過する遣明船(中国への外交使節団を乗せた船)に便宜をはかるよう命じました。

足利義政御内書(島津家文書、室町時代・1478年)
 室町幕府の8代将軍足利義政が島津忠昌にあてた手紙です。島津領内を通過する遣明船(中国への外交使節団を乗せた船)に便宜をはかるよう命じました。

ロシア使節レザノフ来航絵巻

ロシア使節レザノフ来航絵巻(江戸時代・19世紀)
 1804年にロシア使節団が長崎を訪問したときの経過を描いた長大な絵巻物です。右から2人目の人物が使節団長のレザノフです。

ロシア使節レザノフ来航絵巻(江戸時代・19世紀)
 1804年にロシア使節団が長崎を訪問したときの経過を描いた長大な絵巻物です。右から2人目の人物が使節団長のレザノフです。