イベント

開館5周年記念
博多の伝統芸能 〜博多芸妓の世界〜

 九州国立博物館(九博)では、展示活動はもちろんのこと、多様なイベントも積極的に実施しております。その一環として継続的に開催している「きゅーはくミュージアムコンサート」は、ミュージアムホールや文化交流展示室にてミニコンサートを展開し、来館者の皆様に様々なジャンルの音楽を楽しんでいただいております。
 今回、10月に開催する「きゅーはくミュージアムコンサート」の概要が以下のとおり決定しましたのでお知らせいたします。

日時:

平成22年10月11日(月・祭日)
第1回公演13時30分〜14時00分
第2回公演15時00分〜15時30分

入場料:

無料

場所:

九州国立博物館1階エントランスホール

内容:

紋付に博多献上帯姿の艶やかな姿の博多の芸妓衆が、しゃなりしゃなりとゆっくりと太宰府天満宮の参道を練り歩き、本殿を参拝し九博へ。ミュージアムホールでは踊りの「立方(たちかた)」が5名、三味線や唄の「地方(じかた)」が4名出演。邦楽・邦舞が披露され、艶やかに舞台を彩ります。
『博多芸妓とQ&A』の時間もあり、日頃お目にかかることの少ない芸妓衆が皆様の質問にお答えします。

出演者:

プロフィール写真

【立方】
・こま子
・梅香
・あゆみ
・和可奈
・桜子

プロフィール写真

【地方】
・福若
・美恵子
・つかさ
・はと奴

プロフィール写真

博多芸妓の歴史

券番の誕生は明治になってからだが、博多の芸妓そのものは江戸時代の中頃から存在したと言われている。大阪の芸者が、長崎の茶屋などに招かれた帰り道など、博多に定住する者が現れて博多芸妓のルーツになったと言われている。明治・大正時代には博多の芸妓はおおらかできっぷがいいことで広く知られ、当時は二千人を超える芸妓を抱えていたと言われている。博多の芸妓には「馬賊芸者」という別名がついていたが、男まさりの度胸と心意気がそうさせたのかもしれない。時代も変わり、博多券番の芸妓数も18名まで減ってしまったため、より芸どころ博多を盛り上げるため、博多伝統芸能振興会の新人芸妓育成事業として、昨年9年ぶりに新人芸妓を公募した。新人芸妓も新たに加わり、四世花柳壽輔(はなやぎじゅすけ)師匠、花柳輔太朗(はなやぎすけたろう)師匠、杵屋五三郎(きねやごさぶろう)師匠、今藤長十郎(いまふじちょうじゅうろう)師匠、常磐津英寿(ときわづえいじゅ)師匠、清元志寿子太夫(きよもとしずこだゆう)師匠、藤舎呂英(とうしゃろえい)師匠らを招き、稽古をつけてもらうなどして、日々芸の道に精進を深め、今年4月に6名が一本立ちした。現在、博多券番の芸妓は24名が活躍している。

主催:

九州国立博物館、博多伝統芸能振興会

共催:

九州国立博物館振興財団

協力:

太宰府観光協会

次回の開催予定:

次回開催予定日 平成22年11月3日(水・祭日)

次回出演予定:

アダチ宣伝社「ちんどん」

お問い合わせ先:

【NTTハローダイヤル】050-5542-8600
ハローダイヤルとは?

その他:

時間、場所、内容等が予告なく変更になる場合がありますので、御了承ください。