イベント
〜 古楽器による太陽王の時代の音楽 〜
九州国立博物館(九博)では、展示活動はもちろんのこと、多様なイベントも積極的に実施しております。その一環として継続的に開催している「きゅーはくミュージアムコンサート」はエントランスホールや文化交流展示室にてミニコンサートを展開し、来館者の皆様に様々なジャンルの音楽を楽しんでいただいております。
今回、6月に開催する「きゅーはくミュージアムコンサート」の概要が以下のとおり決定しましたのでお知らせいたします。
日時:
平成22年6月12日(土)
第1回公演13時00分〜13時30分
第2回公演15時00分〜15時30分
入場料:
無料
場所:
九州国立博物館1階エントランスホール
内容:
伊万里磁器がヨーロッパへ輸出され始めた頃のフランスは“太陽王”ルイ14世の治世でした。当時、宮廷音楽監督として王の寵愛を受けていたのがジャン=バティスト・リュリというイタリア出身の作曲家です。劇作家モリエールの台本によるコメディ・バレ「町人貴族」などが彼の代表作といえます。
リュリの曲を中心に、チェンバロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、フラウト・トラベルソなど、当時宮廷で愛されていた古楽器による演奏をお届けします。
演奏予定曲目は、コメディ・バレ「町人貴族」より“サラバンド”
抒情悲劇「ファエトン」より“シャコンヌ”他。
出演者:
アンサンブル・カプリッチョーゾ Ensemble Capriccioso |
神野和美(かんのかずみ):リコーダー桐朋学園大学古楽器科・リコーダー専攻。花岡和夫氏に師事。その後、ハンガリーへ留学。リスト音楽院・ELTEブダペスト大学音楽科にて、合唱指揮をカタニチ・マリア氏に、ソルフェージュ教授法をサボー・ヘルガ氏に学ぶ。また、在学中ハンガリー語国家試験にも合格。1992年帰国後、古楽器の演奏活動のほか、リコーダー・合唱・音楽教育の指導に当たる。リコーダーアンサンブル「エル・グリッロ」主催。福岡教育大学・福岡音楽院非常勤講師。福岡在住。 |
渡辺浩行(わたなべひろゆき):リコーダー牡牛座A型。小学校のたて笛の課題がまだ終了していない、笛吹き中年。400年も前の西洋音楽にカルチャーショックを覚えながらも、その音楽を演奏することに尽きぬ興味と憬れを抱く。最近は仲間と演奏するため、ヴィオラ・ダ・ガンバと健闘中。 |
後藤桂子(ごとうけいこ):チェンバロ大学卒業後、友人と企画したバロック音楽の演奏会で初めてチェンバロを弾き古楽器に興味をいだく。それまでピアノしか弾いたことがなかったため「新しい楽器」との出会いは新鮮で刺激的だった。その後様々なピリオド楽器とのアンサンブルを経験し、スローな古楽の世界にますます惹かれている。今一番楽しんでいるのはガンバコンソート。 |
井上曜子(いのうえようこ):ヴィオラ・ダ・ガンバ大学在学中よりチェロを始める。チェロを上田康雄氏、宮田浩久各氏に師事。2000年にバロック・チェロを弾く機会を得たことをきっかけに、学生時代から興味を持っていた古楽器の演奏を始める。ルネサンス・初期バロック音楽を濱田芳通氏、ヴィオラ・ダ・ガンバ、フィーデルを石川かおり氏に師事。2006年豊後ルネサンス音楽祭のアントネッロ、ムシカ・フィクタ公演、2007年目白バ・ロック音楽祭のアントネッロ公演、同年長湯ルカス音楽祭のアントネッロ公演、2008年神奈川県立音楽堂バロックオペラ『オルフェオ』などに参加。 |
次回の開催予定:
次回出演予定:
主催:
九州国立博物館
お問い合わせ先:
【NTTハローダイヤル】050-5542-8600
*ハローダイヤルとは?
その他: