博物館からのお知らせ
九州国立博物館はベトナム国立歴史博物館と協定を締結しました
「日本文化の形成をアジア史的観点から捉える」というコンセプトを持つ九州国立博物館は、アジア諸国との文化交流を推進する拠点としての役割を果たすため、海外の博物館等との共同研究、研究者の派遣・受入、研究成果や情報の交換等の事業に取り組んでいます。
当館では、これまでベトナム民族博物館で開催された中秋節のイベントに参加したほか、きゅーはくの絵本「海のむこうのずっとむこう」ベトナム語版をベトナムの教育機関へ贈呈するなどベトナムとの交流を深めてきました。
平成25年に日越外交関係樹立40周年を迎えることを記念し、当館でベトナムに関する展覧会の開催を企画しています。ベトナム側と協議する中で、更なる文化交流の推進を図るため、ベトナム国立歴史博物館と学術文化交流協定を締結することとなりました。
九州国立博物館が海外の博物館等と協定を締結するのは、平成18年5月に締結した国立公州博物館・国立扶餘博物館(いずれも韓国)、平成19年3月の南京博物院(中国)、平成20年11月の国立韓国伝統文化学校(韓国)、平成22年8月の内蒙古博物院(中国)、平成23年7月の中国文物交流中心(中国)に続き7件目となります。
協定の相手方:
ベトナム国立歴史博物館
調印日:
平成23年12月9日(金)
協定締結の場所:
ベトナム国立歴史博物館(ベトナム社会主義共和国ハノイ市)
調印者:
九州国立博物館 三輪嘉六 館長
ベトナム国立歴史博物館 Nguyen Van Cuong 館長
ベトナム国立歴史博物館について:
1958年9月3日、フランス政府により運営されていた博物館を再開する形で開かれたハノイ市にある国立の博物館。先史時代から近代に至るまでの歴史資料を展示している。

ベトナム国立歴史博物館

協定締結の様子