博物館からのお知らせ





この度、本展覧会にてご紹介する「山東省鉄山摩崖刻経(さんとうしょうてつざんまがいこくきょう)」を一足早く当館のエントランスホールに展示することになりました。本作品は一文字約80センチ、最大長が約35メートルという巨大拓本で、世界最大級のものになります。
ダイナミックな拓本の展示をお楽しみ下さい。

○ |
展示期間 3月20日(火)〜6月10日(日) ![]() *特別展『未来への贈りもの』は4月10日から6月10日まで開催いたします。 ![]() |
○ |
場 所 九州国立博物館 1階 エントランスホール ![]() *無料でご覧頂けます。 ![]() |

![]() |
大集経(たいじっきょう) 巻八海慧菩薩品(まきはちかいえぼさつほん) 山東省鉄山摩崖刻経(さんとうしょうてつざんまがいこくきょう) 二十三幅![]() 紙本墨拓 中国・北周・大象元年(五七九) 個人蔵 (大集経)各縦約35m 横7.6m 和紙に写し取られた巨大経典。もとは中国の岩山に刻まれたもの。 相次ぐ戦乱や宗教弾圧に翻弄された6世紀の中国仏教界。仏法が衰退して乱世が訪れるという末法思想が現実味を増すなか、固い岩肌に経典を刻み、仏法を後世に残そうとする人々がいた。見通しの良い鉄山に刻まれたこの巨大経典は、多くの人の目に触れたことだろう。 ![]() |