博物館からのお知らせ

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イメージ 九州国立博物館と
イメージ 中国・南京博物院は学術文化交流協定を締結
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 「日本文化の形成をアジア史的観点からとらえる」というコンセプトを持つ九州国立博物館は、アジア諸国との文化交流を推進する拠点としての役割を果たすため、海外の博物館等との共同研究、研究者の派遣・受け入れ、研究成果や情報の交換等の事業に取り組んでいくこととしています。
 3月14日午前9時(現地時間)に九州国立博物館と南京博物院は文化財の調査研究および展示・博物館科学等の協力関係を推進するため、相互信頼と尊重に基づく学術文化交流協定を締結しました。
 九州国立博物館が海外の博物館と学術文化交流協定を締結するのは、韓国の公州(こうしゅう)・扶餘(ふよ)国立博物館に続き3件目になります。
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協定の相手方
南京博物院(中国江蘇省)
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調印日
平成19年3月14日(水)(現地時間)
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協定締結の場所
南京博物院(江蘇省南京市中山東路321号)
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出席者
南京博物院 【ごん】良(ごん りゃん)院長 ほか
九州国立博物館 三輪嘉六館長、光安常喜副館長 ほか3名
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協定内容
(1)文化財保存に関する共同研究、学術シンポジウムの共同開催、文化財と研究資料の相互貸借、展覧事業の開催および研究者の交流
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(2)学術交流および博物館の活動に関する情報や資料の交換
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(3)博物館活動に関する共同事業の実施と研究者の交流
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学術文化交流協定の締結にあたって
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九州国立博物館 三輪館長コメント
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 本日、南京博物院において、関係者立会いのもと、九州国立博物館と南京博物院との間で「学術文化交流協定」に関する協定の締結を行いました。
 かねてより、九州国立博物館の所在する福岡県と南京博物院が所在する江蘇省では、日中友好提携が締結され、既に深い友好関係が築かれております。
 加えて、九州国立博物館は南京博物院で調査研究中の泗水王陵墓出土品の保存処理事業に研究協力を続けていました。
 これらを背景に、2006年3月22日には両館の間で「友好関係樹立に係る意向書」を取り交わし、協定の締結に向けた環境の整備を進めてきました。
 その結果、今回、3項目を基本とした学術文化交流推進のための協定の締結を円滑に行うことができました。
 九州国立博物館としては、今後、この協定を礎にして両者の新しい時代へ向けた文化的構築を図っていきたいと考えております。
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南京博物院 【ごん】院長コメント
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・ 相互交流について 南京博物院と九州国立博物館は相互補完し合う博物館と考えています。
九州国立博物館は、1年あまりで300万人のも市民が訪れる「市民に開かれた博物館」と認識しております。現在、南京博物院は第2期の展示工事を控えているので、市民に開かれた九州国立博物館に学びながら、市民に開かれた新しい博物館をつくっていきたいと考えています。
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・展示について
九州国立博物館の文化交流展示室に南京博物院の文物を展示するコーナーを設置したいという希望を持っており、現在、国家文物局と協議をしています。
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・研究協力について
泗水文物については、4年間の研究交流があり、成果をあげています。国家文物局からも100万元の支援を得るなど、高い評価を得ています。引き続き、文物の保存処理を進め、早期に展示できるよう指示しています。
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協定締結の様子
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握手する【ごん】院長(左)と三輪館長
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