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『対馬宗家文書の世界』サイト開設

 九州国立博物館のホームページに、装飾古墳、西都太宰府に続くデータベースコンテンツの第3弾として、「対馬宗家文書の世界」を開設しました。

 対馬宗家文書とは、江戸時代の対馬藩(現長崎県対馬市)の藩主であった宗家に伝わる文書です。宗家は、室町時代から江戸時代にかけて、日本と朝鮮との間で外交の実務と貿易を独占し、日朝関係史上、大変重要な役割を果たしました。
 この対馬宗家文書は、日本各地の機関で所蔵されています。その内の14741点を九州国立博物館は所蔵しております。この数は九州国立博物館収蔵品の実に95%を占めています(2006年3月現在)。質量ともに最大の資料といえます。
 今回のサイト開設は第1期で、今夏を目指し、データベースの本格運用、各コーナの項目を充実させる予定です。


各コーナの概要

「対馬宗家文書とは」 - 対馬宗家文書の概要説明、対馬や宗家の歴史、各所蔵機関の紹介。

「対馬宗家文書の紹介」 - 「宗家と朝鮮」「宗家と幕府」「宗家と朝廷」などのテーマに分けて、宗家文書の代表的な資料や、興味深い資料を紹介。

「ゆかりの地をゆく」 - 藩庁がおかれた対馬、藩邸のあった江戸や京都、朝鮮通信使が訪れた港町など、対馬や宗家にゆかりの地を紹介。

「対馬・宗家辞典」 - 藩主や通信使など、対馬宗家文書に登場する主要なことばについて辞典形式で紹介。

「展示、イベント情報」 - 九州国立博物館の展示やイベントを随時掲載。

「対馬宗家文書データベース」 - 対馬宗家文書の詳細な目録や画像が検索できるデータベース。

「宗家のデザイン」 - 宗家の家紋や、巻子の模様など、デザインという視点でいくつかのトピックを取りあげます。




『対馬宗家文書の世界』[詳細