博物館からのお知らせ

博物館情報:
国宝・誓願寺盂蘭盆縁起、限定展示のお知らせ
2005年11月29日〜12月11日

 【国宝】誓願寺盂蘭盆縁起(せいがんじうらぼんえんぎ)は日本臨済宗の開祖・明庵栄西(みょうあんえいさい:1141〜1215)の直筆です。栄西は二度、宋(中国)へ渡っています。この縁起を書いたのは二度目に宋へ渡る前で、この頃、今津の誓願寺を中心に思索と著述に専念していました。治承2(1178)年に誓願寺で行われた祖先供養行事である盂蘭盆会(うらぼんえ)の由来と趣旨を綴ったもので、宋から伝えられた、美しい文様が刷り出された色変わりの唐紙(とうし)という紙に書かれています。
 なお、同時に公開する誓願寺建立縁起(せいがんじこんりゅうえんぎ:国宝)1巻は、誓願寺の本堂建造の経緯などを記したものです。

 この国宝の2巻の縁起が期間限定で九博でご覧いただけます。2005年11月29日から12月11日の2週間だけの限定公開です。この機会にぜひお越しください。