イベント

九州国立博物館 オープニングイベント
開館記念講演会
「道としてのシルクロード」沢木耕太郎


 九州国立博物館(10月16日一般公開開始)のオープンまで、間近となりました。
 オープンにあたっては、来場者の皆さまにお楽しみいただけるよう、オープニングイベントを多種多彩に展開予定ですが、10月30日(日)には、ノンフィクション作家の沢木耕太郎氏を講師に迎え、「道としてのシルクロード」と題した開館記念講演会を開催することになりました。
 現代日本を代表するノンフィクション作家である沢木耕太郎氏は、その作品の中で、アジアをはじめとする世界各国の人々を温かな視線で描き続けており、また、代表作「深夜特急」では、アジアを横断しながら刻み込んだ旅の体験を、斬新に描いています。今回の講演では、そのような体験を踏まえて、アジアと日本について独自の視点からお話をいただくけることになっています。
 また、同氏は、今夏にシルクロードの長期取材をされており、当地の最新事情なども交えながら、お話をいただく予定にしております。

1開催日時 平成17年10月30日(日)13:30開演

2開催場所 九州国立博物館ミュージアムホール

3主 催  九州国立博物館

4入場料  無料 ただし、事前申し込みが必要です

申し込み方法:往復はがきに、住所、氏名、電話番号、「沢木耕太郎講演会希望」と明記のうえ、5に記す事務局宛にお申し込みください。10月17日(月)消印有効。定員250名様。応募者多数の場合は抽選。

5申し込み先・問い合わせ先
九州国立博物館「オープニングイベント事務局」
〒810-0001
福岡市中央区天神2-8-34住友生命福岡ビル3F株式会社西広内
TEL092−781−0128 FAX092−714−7970
※受付時間:平日10:00〜18:00

沢木耕太郎氏プロフィール
1947年東京に生まれる。70年に横浜国立大学経済学部卒業後、フリーランスのライターとして活動を始める。73年「若き実力者たち」が刊行されると、その鮮烈な感性と斬新な文体で注目を集め、やがてニュージャーナリズムの旗手と目されるようになる。
79年「テロルの決算」で大宅壮一ノンフィクション賞、82年「一瞬の夏」で新田次郎文学賞、85年「バーボン・ストリート」で講談社エッセイ賞、93年「深夜特急」でJTB紀行文学大賞を受賞。また2003年にはそのノンフィクション作品全体に対して菊池寛賞が与えられている。主な作品としては、他に「敗れざる者たち」「人の砂漠」「彼らの流儀」「檀」「オリンピア」「血の味」「無名」などがあり、「キャパその青春」「キャパその死」などの翻訳も手掛けている。また、写真集としては、「天涯」全三巻がある。2002年から「沢木耕太郎ノンフィクション」全九巻の刊行が始まり、04年に完結した。