イベント

九州国立博物館にて『文化財保存技術2005』が開催されます



PDFファイル(FAX申込み書)

趣旨
文化庁では,文化財の保存のために欠くことのできない伝統的な技術又は技能で保存の措置を講ずる必要があるものを選定保存技術として選定を行っています。しかし,その保存・伝承活動や後継者養成などにおいて多くの問題点を抱え,加えて,伝統的な修理技法に用いられる材料や道具を生産するための原材料が不足していることも大きな課題となっています。
このため,国内における文化財の修理や材料,道具などに関する現状を把握・共有するとともに,広く一般の方々に広報・普及し,後継者の養成に資することを目的として『文化財保存技術2005』〜伝統的な文化財を守り伝える「伝統の名匠」〜を開催いたします。


開催日時:平成17年9月23日(金・祝)10:00〜17:00
            24日(土)  10:00〜15:30

会場:九州国立博物館
〒818-0118 福岡県太宰府市石坂4−7−2
電話092−918−2807(代表)

主催:文化庁
共催:九州国立博物館,福岡県教育委員会,太宰府市教育委員会
協力:全国文化財保存技術連合会,(社)日本工芸会西部支部

入場料:無料(要・事前申込み)

申込み方法
㈰氏名㈪郵便番号・住所㈫電話番号㈬職業㈭メールアドレス(お持ちの方)㈮今後のシンポジウムの案内希望の有無をご記入のうえ,ハガキ,FAX,E−mailにて,下記事務局までお申込み下さい。申込み受付は先着順とし,参加受付者には,参加証を郵送いたします。

申し込み・問い合わせ先
「文化財保存技術2005」事務局
〒102-0072東京都千代田区飯田橋3−11−15
UEDAビル6F(株)クバプロ内
電話:03−3238−1689
FAX:03−3238−1837
E-mail:hozongi@kuba.co.jp


プログラム【9月23日(金・祝)】

10:10 開会挨拶:文化庁
10:15 講演:亀井伸雄(文化庁文化財鑑査官)
      文化財保存技術について」
10:55 講演:伊ヵ俊秋(福岡県教育委員会文化財保護課参事補佐)
      「福岡県における文化財の保護について」
11:25 休憩実演展示及びミュージアム・コンサート
13:25 事例報告:伊野波盛應(琉球藍製造技術保存会会員・製造技術研修者)
      岩瀬道博(歌舞伎大道具(背景画)製作技術保存会事務局長)
      島袋光史(組踊道具製作)
      長瀬正美((財)日本民族工芸技術保存協会特別会員)
      黒滝哲哉((財)日本美術刀剣保存協会職員・刀剣博物館学芸員)
15:00 シンポジウム:九州国立博物館特別企画
      「九州伝統工芸のいま」
17:00 終了

プログラム【9月24日(土)】

10:15 講演:城戸康利(太宰府市教育委員会文化財課主任主査)
      「太宰府市における文化財の保護について」
10:45 講演:森山虎雄(重要無形文化財久留米絣技術保持者会会長)
      「伝統を支える技術−久留米絣と伝統保存技術」
11:15 事例報告:西川杏太郎((財)美術院理事長)
      長谷川淳一(杼(ひ)製作)
11:45 休憩実演展示及びミュージアム・コンサート
13:45 事例報告:鉄井孝之(浮世絵木版画彫摺技術保存協会理事長)
      下地正子(宮古苧麻績み(ブーンミ)保存会会長)
14:15 講演:三輪嘉六(九州国立博物館館長)
      「選定保存技術の活用と博物館の役割」
15:00 終了

※この他,選定保存技術保存団体によるパネル展示や団体を紹介するビデオ上映,実際に体験していただく体験コーナーを設けております。
また,両日の昼休み時間中には,3階特別展示ロビーにてミュージアム・コンサートを行います。出演は山形由美[フルート],馬暁暉(マシャオフィ)[二胡],荘村清志[ギター]を予定しております。