モノクロームで幽玄な世界を描いた水墨画の世界は、ともすれば渋い美術ジャンルといったイメージがある。しかし、色彩に頼ることなく、東アジアの思想や世界観を墨の濃淡だけで表現しようとするストイックさに、心引かれる方々も少なくないだろう。そんな水墨画の魅力を心ゆくまで鑑賞いただけるトピック展示が、9月28日（水） - 11月6日（日）に文化交流展示室　関連第11室で開催される館蔵水墨画名品展だ。九州国立博物館が収集してきた国宝１件、重要文化財2件を含む総数13件の名品が展示される。もちろん、水墨画に焦点を当てたトピック展示としては初めての企画になる。

　不敵に嗤う「重要文化財　布袋図」、ダイナミックな枝振りの「葡萄図屏風」、そして「国宝　周茂叔愛蓮図」。今まで文化交流展室の絵画展示に欠かせなかった主役たちが、どのような輝きを見せるのか。この秋、イチオシのトピック展示である。本展の図録も、水墨画の楽しみ方が詰まった、お勧めの一冊となるだろう。

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• 9／13（火） - 9／18（日）
  ‘糸島産豚と大根の赤ワインラグーのスパゲッティ’
• 9／19（月・祝） - 9／25（日）
  ‘鰯のカリカリ焼きとレモンのスパゲッティ’
• 9／27（火） - 10／2（日）
  ‘エリンギ茸とサーモンクリームのフィットチーネ’