きゅーはく秋のツアー「甘味求心」
きゅーはく秋のツアー「甘味求心」

きゅーはく秋のツアー
甘味求心(かんみきゅうしん)

季節の深まりとともに、甘さを求める想いもいよいよ募(つの)る・・展示室や分野を横断して回遊するように作品を鑑賞いただくきゅーはくツアー。
2025年秋は「甘味」「スイーツ」をテーマに取り上げ、甘味やお菓子にまつわる美術工芸品、考古資料、歴史資料などをご覧いただきます。
形や色から、あのスイーツに似てるかも?と思わせるような作品にもご注目あれ!

会期

令和7年10月7日(火)~12月21日(日)

展示場所

4階 文化交流展示室、1階 あじっぱ

観覧料 【文化交流展(平常展)】

一 般 700円
大学生 350円
高校生以下・18歳未満および満70歳以上の方は無料

*その他詳細は こちらのページをご覧ください。

主な展示作品:4階 文化交流展示室

色絵三果文大鉢

色絵三果文大鉢(いろえさんかもんおおばち)

江戸時代・17世紀
九州国立博物館

桃、柘榴(ざくろ)、仏手柑(ぶっしゅかん)をあらわした色絵の大鉢。木の実や果物などの果実(かじつ)は手近に甘味をえることができる食物であり、江戸時代には「水菓子(みずがし)」とも呼ばれました。

鈴付き腕輪

鈴付(すずつ)き腕輪(うでわ)

タイ 青銅器~鉄器時代・前3~後2世紀
九州国立博物館

約2千年前のタイ東北部で栄えたバーンチェン文化の所産。ところでこの形、あのスイーツを連想させませんか?

薩摩切子

薩摩切子(さつまきりこ)三段重(さんだんじゅう)(菓子器(かしき))

江戸時代・19世紀
九州国立博物館

薩摩藩主島津家に伝来した薩摩切子(さつまきりこ)(カットガラス)のお重。収納箱に記された墨書から「菓子器」として伝来したことが明らかです。

渡宋天神図

渡宋天神図(とそうてんじんず)

江戸時代・19世紀 仙厓義梵(せんがいぎぼん)
福岡・幻住庵

中国の服装を身に着け梅の枝を手にとる天満天神の墨画(ぼくしょ)。賛に「戴(いただ)けとて 袖に梅か枝 餅 たま ふ」と記され、かの梅ヶ枝餅が詠みこまれています。

御饅頭所

看板(かんばん)「御饅頭所(おまんじゅうどころ)」

明治~昭和時代・20世紀
福岡・承天寺

承天寺を開いた聖一国師(しょういちこくし)(1202~80)は博多の茶屋の主人に、宋で得た饅頭の製法を伝え看板を書き与えたといいます。これはその写し(複製)で、原品は和菓子に関する歴史資料を収蔵展示する虎屋文庫が所蔵しています。

主な展示作品:1階 あじっぱ

お菓子の型(韓国)

お菓子の型(韓国)

お菓子の型(オランダ)

お菓子の型(オランダ)

あじっぱでの展示品の中には、お菓子に関わる道具や容器などもあります。どんな材料を使って、どんな味のスイーツを作ったのでしょう?かわいらしい形にも注目!

関連イベント

観覧無料・販売あり

シュガーアイランド九州菓子祭りinだざいふ

(1)アーティスト渡辺おさむ氏によるお菓子のミュージアム

日時 :
令和7年10月28日(火)~11月9日(日)
会場 :
九州国立博物館 1階 ミュージアムホール
内容:
本物そっくりのお菓子に似せた素材で作る「スイートアート」展示
観覧料:
無料

(2)日本遺産シュガーロード&菓子祭り

日時 :
令和7年10月28日(火)~11月3日(月・祝)
会場 :
九州国立博物館 1階 エントランス
内容:
スイーツの販売