<12月の展示替え情報>
◆ウンスンカルタ
展示期間: - 2月9(日) 展示場所:Vテーマ
安土桃山時代、ポルトガルからカードゲーム"carta"が伝来し、日本の「カルタ」の起源となりました。
計75枚のカードのうち、最高のカードをポルトガル語で「ウン」「スン」と称したため、
日本では「ウンスンカルタ」として親しまれ、「ウン」には布袋・福禄寿・恵比寿・大黒・達磨、
「スン」には中国の人物が描かれました。
◆聖龕 花鳥文 蒔絵螺鈿(せいがん かちょうもん まきえらでん)
展示期間: - 2月23(日) 展示場所:Vテーマ
金銀の蒔絵と螺鈿できらびやかに飾った聖龕。
大航海時代に日本を訪れたキリスト教の宣教師たちが、蒔絵職人に特注したもので、類品中最大の作例です。
◆螺鈿タンス
展示期間: - 2月23(日) 展示場所:Vテーマ
日本からヨーロッパに輸出されたタンス。アワビの貝殻を剥いで、
その裏面に絵の具を塗る手法は、長崎でつくる螺鈿の特徴です。
◆七弦琴 桐鳳凰文 螺鈿(しちげんこと きりほうおうもん らでん)
展示期間: - 1月26(日) 展示場所:Vテーマ
七弦琴は中国では古来より教養人のたしなむ楽器とされていました。
朱地に螺鈿で文様を描くのは初期の特色です。
◆詩歌色紙帖(しいかしきしじょう)
展示期間: - 2月9(日) 展示場所:Vテーマ
筆者の近衛信尹は、公家の頂点を極めた人物で、江戸時代初期を代表する能書家です。
平安時代の古典や名筆に学び、豪快で新鮮味のある書風(近衛流)を創始しました。
これは、『新撰朗詠集』から和漢の詩歌を交互に揮毫した作品で、
金泥をふんだんに使った華麗な色紙に、大胆な筆致が光ります。
◆徳川秀忠黒印状(対馬宗家文書・新春の書状)
展示期間: - 2月9(日) 展示場所:Vテーマ
江戸時代、毎年正月になると、諸藩の大名は「年頭の祝儀」と称して各地の物産を徳川将軍に献上し、
後日、将軍から大名に礼状が送られました。今回展示する徳川秀忠黒印状は、対馬藩主宗家に対する礼状です。
宗家は朝鮮から食用の鶴を輸入し、将軍に献上していたのです。