<今月の名品>
「日本に禅の基礎をつくった蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)の書」



禅に関する42のエッセンスをまとめた書物
「蘭渓道隆墨蹟 四十二章経および跋文(ばつぶん)」が、
8日(火)から登場します。
ぜひ、中央展示室へ足をお運びください。
◎展示期間/10月8日(火) - 11月4日(月・振休)
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<9月の展示替え情報>



◎「田中丸コレクション 色絵の華」
展示期間: - 12月1日(日) 展示場所:関連第10室
田中丸コレクションのなかでも、もっとも華やかな色絵の世界をご紹介します。
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◎「天皇陵のたからもの」
展示期間: - 12月23日(月・祝) 展示場所:関連第3室
大和・河内・和泉の近畿地方中央部に分布する天皇陵から出土した埴輪や
福岡県苅田町・御所山古墳の出土品など、
宮内庁に収められた古墳出土品をご紹介します。
◎「かな文化」
展示期間: - 11月4日(月・振休) 展示場所:IIIテーマ
平仮名の発明は、心に浮かぶままに文章をつづることを可能にしました。
今回は、完成した平仮名によって書かれた作品をご覧頂きます。
平安時代後期の流麗な平仮名と美しい料紙にぜひご注目ください。
とくに、『古今和歌集』の写本である「亀山切」の紙は、
雲の姿を細かな藍色の繊維でかたどってから、
鉱物の一種である雲母の砕片を細かく散らしています。
淡い雲間に微細な雲母がきらきらと降りそそぐ紙面に、
平安貴族の求めた理想の空を追体験いただけることでしょう。