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鯰岩・鍬の柄橋(鯰岩)
筑紫野市の紫の住宅地には、鯰岩と伝えられる3つの岩と、高尾川にかかる鍬の柄橋と名付けられた橋があります。この岩と橋には菅原道真にまつわる話が伝わっています。
鯰岩
その昔、葦が茂る沼だったこの辺りには大鯰がいて通行人を困らせていました。ある日ここを通りかかった道真の前に大鯰が立ちはだかり行く手を阻みました。道真が、太刀を振って、頭、胴、尾と3つに切って退治したところ、それぞれが飛び散って3つの岩になったということです。現在でも頭、胴、尾の部分と伝えられる3つの岩が残っています。
その後、日照りの時に、この石を酒で洗えば雨が降ると言われ「雨乞い」の石として大事にされるようになったということです。
また、太宰府天満宮所蔵の菅公御縁起絵第7幅に、この鯰岩の伝説の場面が描かれています。
(筑紫野市『筑紫野市史民俗編』より)
鯰岩頭部
鯰岩胴部
鯰岩尾部