竈門神社上宮(宝満山)

福岡県太宰府市と筑紫野市の境にある宝満山(標高830m)は、古代から「神の山」として知られ、大宰府政庁が置かれた時には、大宰府守護の鬼門除けとして、山頂に八百万の神が祀られたと伝えられています。この山は、7世紀の末に心蓮上人が開き、また役行者も修行をしたと伝えられる修験の山です。山中は、巨岩に富み、「五井七窟」など修行の場に恵まれ、山伏たちの修行の山としての長い歴史を刻んできました。また、山中には、これらの修験にちなむ多くの文化財が残されています。

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筑前国続風土記附録に描かれた江戸時代の竈門山(写真提供:福岡県立図書館)

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宝満山頂からの眺め(博多湾が見える)

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上宮と八大竜王