特集展示
九州渡来仏
半世紀に一度!? まぼろしの九州渡来仏が九博に集結!
仏教は、今から1500年ほど前に百済から日本に伝えられました。 それ以来人々は、海を渡ってきた極彩色で光り輝く仏像や仏画に祈りを捧げ、日本でつくられた神や仏たちとも分け隔てなく大切に守り伝えてきたのです。 本展では、2025年にお帰りになった対馬市観音寺の観音菩薩坐像をはじめ、古代から近世にいたる九州渡来仏の名宝40件からその受容の歴史をたどります。
主な展示作品
安産(あんざん)の神様として
まつられた
渡来仏(とらいぶつ)の最高傑作

重要文化財如来坐像(にょらいざぞう)
朝鮮半島・統一新羅時代 8世紀
長崎・黒瀬観音堂(対馬市)
観音(かんのん)さま、おかえりなさい
日韓(にっかん)をむすぶ祈(いの)りの心

県指定観音菩薩坐像(かんのんぼさつざぞう)
朝鮮半島・高麗時代 1330年
長崎・観音寺(対馬市)
ガンダーラ仏の姿を写(うつ)す
日本最古の渡来仏(とらいぶつ)

如来坐像(にょらいざぞう)
中国・北魏時代 453年
(対馬市伝来)
高麗(こうらい)、対馬(つしま)、太宰府(だざいふ)へ
お地蔵(じぞう)さまの遠き旅路(たびじ)

地蔵菩薩遊戯坐像(じぞうぼさつゆげざぞう)
朝鮮半島・高麗時代 11世紀
九州国立博物館(対馬市伝来)
離れ離れになって数百年
糸島(いとしま)と出雲(いずも)の兄弟仏

菩薩坐像(ぼさつざぞう)
朝鮮半島・高麗時代 14世紀
福岡・瑞梅寺区(糸島市)

県指定菩薩坐像(ぼさつざぞう)
朝鮮半島・高麗時代 14世紀
島根・本願寺(出雲市)
個性(こせい)あふれる
お釈迦(しゃか)さまの赤ちゃん姿

県指定誕生釈迦仏立像(たんじょうしゃかぶつりゅうぞう)
朝鮮半島・高麗時代 13-14世紀
長崎・大興寺(対馬市)
黄檗(おうばく)が伝えた
お釈迦(しゃか)さまの微笑(スマイル)

釈迦如来坐像(しゃかにょらいざぞう)
中国・清時代 17世紀
福岡・正源寺(久留米市)
ごまかし無用(むよう)!
地獄の沙汰(さた)はあなた次第(しだい)

市指定十王図(じゅうおうず)
陸信忠筆 中国・南宋時代 13世紀
福岡・善導寺(福岡市)
展示期間:8/4〜8/30
国境(こっきょう)も国籍(こくせき)もない、
阿弥陀(あみだ)の極楽浄土(ごくらくじょうど)

阿弥陀浄土図(あみだじょうどず)
中国・明時代 15世紀
熊本・大慈寺(熊本市)
展示期間:7/7〜8/2
関連イベント
事前申込不要、聴講無料
国際シンポジウム
「九州渡来仏を日韓で考える」
九州には多くの朝鮮半島由来の仏教美術が伝わっています。本シンポジウムでは九州渡来仏が韓国の仏像の歴史の中にどのように位置づけられるのか、韓国の学界をけん引する新羅仏、高麗仏、朝鮮仏の専門家3名をお招きして、韓国や北朝鮮所在の作例とも比較しながら考える機会とします。
日時 :
令和8年7月20日(月・祝)
10時〜17時
10時〜17時
場所 :
九州国立博物館ミュージアムホール
定員 :
270名
*事前申込不要、聴講無料
*事前申込不要、聴講無料
事前申込不要、聴講無料
ミュージアムトーク
日時 :
①令和8年7月28日(火)15時〜15時30分
②令和8年8月12日(水)15時〜15時30分
②令和8年8月12日(水)15時〜15時30分
場所 :
文化交流展示室L室
担当学芸員 :
①大澤 信
②森實 久美子
②森實 久美子
聴講料 :
無料(ただし文化交流展の観覧料が必要です)
事前申込不要、聴講無料
きゅーはく☆とっておき講座
「祈りがつなぐ渡来仏の歩み」
日時 :
令和8年8月16日(日)
13時半〜15時
13時半〜15時
場所 :
九州国立博物館ミュージアムホール
担当学芸員 :
大澤 信(文化財課)