特集展示
きゅーはく女子考古部プレゼンツ
かわいい考古学のススメ
展示作品は九州国立博物館の収蔵品の中から選ばれた「かわいい」考古資料です。選んだのは「きゅーはく女子考古部」の部員たち。そして、この展覧会のきっかけを作ったのも、かわいいポイントがわかる作品解説を書いたのも彼女たちです。
当たり前ですが、これまで考古資料の展示は歴史的な文脈の中でしか語られてきませんでした。これが何であるか、どこで出土したか、歴史的に見てどういう位置づけになるのか、などです。しかし、「かわいいーっ!」と言いながら楽しそうにはしゃいでいる彼女たちを見て、学芸員たちは気づかされました。考古学の入り口は「かわいい」からでもいいんだと。
そこで、この展覧会。考古学に興味がないあなたも、ここに並んでいる作品をかわいいと思ったなら、今日から考古資料を見る目が変わってくることでしょう。いや、かわいいか?でも、おもしろい!でも、なんか変⁉、でもいいのです。そこから考古学にアプローチしてみてください。
会期 |
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令和4年4月19日(火)~7月24日(日) |
展示場所 |
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文化交流展示室 第3室 |
観覧料 【文化交流展(平常展)】 |
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一 般 | 700円 |
大学生 | 350円 |
高校生以下・18歳未満および満70歳以上の方は無料 |
*その他詳細は こちらのページをご覧ください。
お知らせ
5月15日(日)にラジオ番組「明治産業 presents OUR CULTURE, OUR VIEW」(LOVE FM )で本展を取り上げていただけました。
出演:佐藤ともやす(パーソナリティ)、三好剛平(三声舎)
ゲスト:西島亜木子(九州国立博物館)、中村麻衣子(きゅーはく女子考古部1期生)
主な展示作品
全方位撮影問題無し 最強アイドル

馬形埴輪
古墳時代・6世紀
九州国立博物館
かわいいけど塩顔、おとぼけ顔、はたまたブサカワなんて言われがちなハニワ動物界で正統派かわいいの存在。権力・財力自慢の象徴なのに子犬の様な愛らしさで威圧感ゼロ。見事な馬具飾りもかわいく見えてしまう。
ちっちゃいもの大好き!今も昔も変わらぬ“かわいい”魂

ビーズ(人面文小玉)
ローマ時代・前2~後2世紀
九州国立博物館(柴田惠美子氏寄贈)
これでネックレス作りたいなあ。これでブレスレット欲しいなあ。ちっちゃいものが大好きなのは、きっといつの世も変わらぬ不思議な「かわいい」の魔力。しかも、人と同じじゃつまんない!という声が聞こえてきそうな多彩なバリエも「それわかるー!」と100回うなずきます。
ゴツイなんて言わないで。

子持勾玉
古墳時代・6世紀
九州国立博物館
勾玉にたくさん勾玉をつけて豪華に!って発想がまず素敵。こんな見た目ですが、なんとなく小動物っぽく見えませんか?もぞもぞ動く姿を想像すると堪らない。飼いたいなぁ…。そしてこの重そうな勾玉を頑張って身に着ける古代人を想像しても萌えます(笑)
関連イベント
申し込み不要
古代体験イベント
「きゅーはく女子考古部presents 古代の宴へようこそ!」
甕棺埋葬体験、真綿からの糸紡ぎ体験など、子供から大人まで楽しめるイベントです。
*11時00分~12時00分は「きゅーはく☆とっておき講座」を開催します。
申し込み不要、先着80名
きゅーはく☆とっておき講座
「かわいい考古学って何?」
きゅーはく女子考古部員、きゅーはく女子考古部歴代顧問、むきばんだ女子考古部顧問を迎え、かわいい考古学とは何かに迫ります。
*「古代の宴へようこそ!」内で実施