博物館からのお知らせ

九州国立博物館 飾り山笠展示2025

今年もきゅーはくに飾り山笠がやってきます!
『十六番山笠 天神一丁目』の飾り山笠が2026年3月まで、九州国立博物館の1階エントランスに展示されます。
エルガーラ・パサージュ広場で展示されていた飾り山笠。今年も追い山笠までのお役目を終え、きゅーはくに登場!
令和7年(2025年)8月3日(日)から8月6日(水)まで展示作業予定です。
作業の様子をご覧になりたい方は、ぜひこの期間にご来館ください。
九州国立博物館で “飾り山笠”

*昨年の画像です。

展示期間:

令和7年8月3日~令和8年3月頃予定
*展示作業完了は8月6日を予定しております

会場:

九州国立博物館1階エントランス

九州国立博物館で “飾り山笠”

【表】大乱弘安役(たいらんこうあんのえき)
人形師 中村 信喬(なかむらしんきょう)

時は鎌倉時代。日蓮聖人の予言が的中し、日本は元との戦いに揺れる。2度目となる弘安4(1281)年も、鎌倉幕府の執権・北条時宗を頂点とする侍たちが迎え撃つ。防塁と竹崎季長ら九州武士の活躍で博多への上陸は防がれ、元軍は肥前・伊万里湾の鷹島沖へ。そこへ暴風雨が襲い、兵の多くは海の藻屑と消えた。戦争で多くの人命が失われることは昔も今も変わらない。弘安の役の大乱は平和の尊さを教えてくれる。

九州国立博物館で “飾り山笠”

【見送り】鬼ケ島(おにがしま)
人形師 白水 英章(しろうずひであき)

桃太郎は、黍(きび)団子をあげて仲間にしたイヌ、サル、キジと一緒に鬼ケ島へ鬼退治に行く。よく知られている昔話では、桃太郎は鬼を成敗して財宝を持ち帰るのだが、天神一丁目山笠は違う。桃太郎は鬼にも黍団子を与えて仲間にし、桃太郎と鬼たちの戦いはない。争いが絶えない現代社会の中で、鬼ケ島は分断ではなく融和と平和を考える場となったのだ。

主管:

博多祇園山笠振興会

協力・協賛:

西日本新聞社、十六番山笠 天神一丁目、九州国立博物館振興財団、九州国立博物館

山笠について詳細な情報は下記リンクよりご覧ください。
博多祇園山笠公式サイト