九州国立博物館で “飾り山笠”展示
今年もきゅーはくに飾り山笠がやってきます!
十七番山笠 天神一丁目の飾り山笠を2025年3月まで、九州国立博物館エントランスで展示いたします。
エルガーラ・パサージュ広場で展示されていた飾り山笠。今年も追い山笠までのお役目を終え、きゅーはくで展示されます。
2024年8月18日から8月21日まで展示作業予定です。作業の様子をご覧になりたい方は、ぜひこの期間にご来館ください。
展示期間:
令和6年8月18日~令和7年3月頃予定
*展示作業完了は8月21日を予定しております
会場:
九州国立博物館1階エントランス
【表】大江山酒呑童子(おおえやまのしゅてんどうじ)
人形師 中村 信喬氏(なかむら しんきょう)
時は平安。丹波国(たんばのくに)大江山(おおえやま)に酒呑童子(しゅてんどうじ)という鬼が住んでいました。あちこちに出没し、京の都から金銀財宝や美しい貴族の姫君をさらっていました。帝に討伐を命じられた源頼光(みなもとのよりみつ)は、四天王と呼ばれた渡辺綱(わたなべのつな)、坂田金時(さかたきんとき)らを従えて大江山へ。鬼の館に山伏として潜入し、鬼の首を取りました。頼光たちは姫君を助けだし、都は平穏を取り戻しました。
【見送り】嗚呼壮烈岩屋城(ああそうれついわやじょう)
人形師 白水 英章氏(しろうず ひであき)
戦国時代末期の1586年、大友宗麟(おおともそうりん)の家臣、高橋鎮種(たかはし しげたね)(紹運(じょううん))が守る岩屋城へ島津忠長(しまづただなが)、伊集院忠棟(いじゅういん ただむね)ら島津勢が5万ともいわれる大軍を率いて攻め込みます。岩屋城の戦いです。対して岩屋城に籠城したのはわずか763人。紹運は島津側からの再三にわたる降伏勧告を拒否。秀吉の援軍を待ちながら半月にわたり徹底抗戦し、自害しました。主君への忠義を貫いた壮烈な最期でした。
主管:
博多祇園山笠振興会
協力・協賛:
西日本新聞社、十七番山笠 天神一丁目、九州国立博物館振興財団
九州国立博物館