博物館からのお知らせ

九州国立博物館で “飾り山笠”

博多の総鎮守櫛田神社の祭礼として、毎年7月、福岡市内で繰り広げられる「博多祇園山笠(国指定重要無形民俗文化財)」の飾り山笠(十番山笠「天神一丁目」)が、当館エントランスで展示されています。
博多っ子の心意気である絢爛な飾り山笠をお楽しみください。

棒締め(山台に舁き棒を取り付ける行事):

令和4年8月7日(日)

飾り付け:

令和4年8月9日(火)~10日(水)

展示期間:

令和4年8月11日(木)~令和5年3月頃(予定)

会場:

九州国立博物館1階エントランス

九州国立博物館で “飾り山笠”

【表】天神縁起傳(てんじんえんぎでん)
人形師 中村 信喬氏(なかむら しんきょう)

菅原道真公は幼名を阿呼(あこ)と呼ばれた頃より学問に秀で、長じて右大臣に任ぜられ、活躍しました。ところが讒言により大宰府に左遷されます。見かねた老婆が梅の枝に刺した餅を差し入れたそうです。菅公は失意の中でも、門弟の味酒安行公と共に国の平安を祈り続け、天から「天満大自在天神」の尊号が届き、後に「天神さま」と崇められました。

九州国立博物館で “飾り山笠”

【見送り】清涼殿落雷(せいりょうでんらくらい)
人形師 白水 英章氏(しろうず ひであき)

大宰府に左遷された菅原道真公が失意の中で亡くなると、京都では左大臣藤原時平をはじめ菅公を追い落とした有力者が次々と急死しました。ある日、内裏の殿舎、清涼殿に雷が落ち、藤原清貫(ふじわらのきよつら)や平希世(たいらのまれよ)、美努忠包(みぬのただかね)らが亡くなりました。人々は菅公の怨霊と恐れ、菅公は神として祀られるようになりました。

主管:

博多祇園山笠振興会

協力・協賛:

西日本新聞社、十番山笠天神一丁目、九州国立博物館振興財団
九州国立博物館

お問い合わせ先:

ハローダイヤル 050-5542-8600(9時00分〜20時00分/年中無休)