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VOL.225 令和2年5月15日号
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刀 銘九州肥後同田貫上野介
安土桃山時代16 - 17世紀 王貞治氏寄贈
南北朝時代に九州の肥後へ移り住んだ来派の末裔が、加藤清正のお抱え刀工となった同田貫一派である。
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光忠は備前国(現岡山県)長船派の祖として著名な刀工。華やかな刃文と豪壮な姿で知られる。古来、武家の贈答品としても非常に好まれた。
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一文字派のなかで、とりわけ華麗な刃文で知られる刀工の一人が則房【のりふさ】。無銘だが、その華やかな作風から則房と極められた。平成最後に九博へやって来た4件目の国宝。
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病気が内蔵に寄生する様々な「腹の虫」により引き起こされるという考えに基づき、鍼による治療法を紹介するもの。腹の虫は昆虫や爬虫類、魚類を掛け合わせたユーモラスなものが多い。
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屋根の棟端を飾る鬼瓦で、西海道(九州)の政治的中枢である大宰府政庁に用いられていた。人の表情に近い立体的な造形が、憤怒の形相を際立たせている。
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重要文化財 花鳥蒔絵螺鈿聖龕
安土桃山 - 江戸時代
金銀の蒔絵と螺鈿できらびやかに飾った聖龕。大航海時代に日本を訪れたキリスト教の宣教師たちが特注したものと考えられる。絵画を納める聖龕のうち最大の遺例である。
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黒漆塗の地に、貝の下に彩色を施した伏彩色螺鈿技法で文様を色鮮やかに表した長崎製輸出漆器。蓋表にフリーメイソンのシンボルを表わしており、会員からの注文品と考えられる。
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金や青金の微細な粉を用いた描金技法で、楼閣人物や幾何学文を細やかに表わす。当時、中国から西洋向けに輸出された漆器の中でも、こうしたゲーム箱は定番商品であった。
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