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農林水産省が進めていた「スーパーライス計画」でも様々な形質をもつ米が開発されており、今後の食文化も多様化していくものと思われますが、赤米も一役買って貰いたいものです。すでに赤米を用いた料理や加工食品が開発されています。現在活用されている赤米はほとんど粳米なので、白米に比べて粘りがなく、ご飯に炊くとパサパサしており、雑炊、ピラフやパエリヤなどに適しているようです。奈良市内のホテルなどは「天平の宴」として出していますし、各地の旅館でもお吸い物に入れたり、ご飯として出しているところもあります。 赤米を粒のまま利用するものとして筆者がお勧めなのは、京都市内のおはぎの専門店で出している赤米・紫米のおはぎです。餡の外側を赤米のご飯で包むもので、色合いといい味といい申し分ありません。 ![]() 赤米・紫米のおはぎ 赤米を粉にして利用するものとしては、赤米の麺やそば、赤米ちまき、饅頭、おかき、パン、など各地で様々な製品が開発されています。大阪のカステラ専門店で出されている「赤米カステラ」はしっとりした歯触りで、とても美味しいと思います。料理研究家の奥村彪生氏の赤米ケーキの作り方をもとに筆者の妻がケーキを試作してみました。山芋を入れると粘りがあり発色も良さそうですが、手軽な山芋パウダーでも良いと思います。赤米ケーキの作り方を紹介しておきますので、読者の皆さんもぜひ作ってみてください。 パウンドケーキ型1個分の材料は、赤米の粉75グラム、山芋パウダー10グラム、砂糖75グラム、ハチミツ大さじ1杯、ミルク大さじ3杯、サラダ油大さじ1.5杯、卵3個です。
![]() 赤米ケーキ ![]() 赤米酒 ![]() 中国の赤米酒 以上、赤米の食品としての用途は広いと思います。小麦と同じように、粉として利用すれば様々な赤米食品が開発され、赤米食文化が創造されれば、赤米も自らの復活を心から喜ぶのではないでしょうか。
《次回は5月上旬掲載》
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