博物館からのお知らせ

日本磁器ヨーロッパ輸出350周年記念
特別展「パリに咲いた古伊万里の華」記者発表について

 平成22年1月21日(木)午前10時から、九州国立博物館において、特別展「パリに咲いた古伊万里の華」の記者発表が行われました。

当館の研修室では、まず、記者発表出席者の紹介、続いて当館の三輪館長がご挨拶いたしました。

●九州国立博物館の出席者

館長・三輪嘉六、学芸部長・伊藤嘉章

特別展「パリに咲いた古伊万里の華」記者発表について

館長あいさつ

館長あいさつに続き、今回の展覧会の主担当である伊藤学芸部長が展覧会の概要説明を行いました。

特別展「パリに咲いた古伊万里の華」記者発表について

展覧会概要説明と質疑応答

質疑応答の終了後、写場に場所を移し、本展覧会で展示予定の「色絵花鳥文蓋付大鉢」、「色絵桐鳳凰文八角蓋付大壺」を報道関係者に公開し、作品解説を行いました。

特別展「パリに咲いた古伊万里の華」記者発表について

担当者が展示予定作品を解説している様子

■記者発表で公開された作品
色絵花鳥文蓋付大鉢 title=

色絵花鳥文蓋付大鉢
(いろえかちょうもんふたつきおおばち)

色絵花鳥文蓋付大鉢
(いろえかちょうもんふたつきおおばち)

 この華やかな作品は、フランス国王ルイ15世(在位1715 〜 74)様式という金属の装飾で飾られています。色絵は赤・金・緑・水・黒と多彩で、緑の葉の輪郭線を金で描くのはこの時期の新しい装飾法です。

色絵桐鳳凰文八角蓋付大壺

色絵桐鳳凰文八角蓋付大壺
(いろえきりほうおうもんはっかくふたつきたいこ)

色絵桐鳳凰文八角蓋付大壺
(いろえきりほうおうもんはっかくふたつきたいこ)

 この八角の面取大壺も金色に輝く金属装飾が魅力的な作品です。把手やツマミは奔放な波の表現、台には海獣が付けられています。