博物館からのお知らせ

鳴鐘会 九博に古代の鐘が響いた

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鳴鐘会にたくさんのお客様がいらっしゃいました

 開催中の特別展「京都妙心寺 禅の至宝と九州・琉球」で展示される大本山妙心寺の「国宝 銅鐘」と福岡県太宰府市・観世音寺の「国宝 銅鐘」の両鐘を撞き、その音色を鑑賞するイベント「鳴鐘会」が先週末(1月16日、17日)、九州国立博物館エントランスホール特設コーナーで開催されました。わが国の銅鐘の中で最古の年号が記される妙心寺の銅鐘は、観世音寺の銅鐘と大きさや形状が同じであることから、同じ工房で同時期に北部九州で鋳造されたと考えられています。

 当日は多くのお客様が史上初めての2つ並べての鐘の音に聴き入り、鐘の響きの違いを堪能し、大好評のうちに終わりました。この2つの兄弟鐘は、1月19日(火)から3階特別展示室内で再び公開されます。

 また、1月19日(火)からは一部の作品の展示替えがあり、重要文化財「花卉(かき)図屏風」などが展示されます。詳しくは出品目録をご覧頂きご確認をお願いします。

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1月19日からの展示の様子。2つ並んでいます