博物館からのお知らせ

『工芸のいま 伝統と創造』展の入場者が5万人を突破しました

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5万人目のお客様は山口県長門市の宮野ご夫妻

 平成21年1月1日(木・祝)から始まった特別展「工芸のいま 伝統と創造 - 九州・沖縄の作家たち - 」の入場者が2月25日(水)に5万人を突破し、記念セレモニ-を開催いたしました。

 5万人目のお客様は、山口県長門市からお越しの宮野峻(みやのたかし)様、早苗(さなえ)様ご夫婦です。お二方は、今回が初めてのご来館だそうで、峻様は「九州は陶芸が有名なところなので今回の工芸展を是非みたいと思いました。人間国宝の作品はめったにみられないので楽しみです。5万人目に選ばれてとてもびっくりしました。」と大変お喜びの様子でした。
 お二方には、人間国宝であり日本工芸会西部支部幹事長の中島宏(なかじまひろし)氏から直筆サイン入りの図録と出展作家の河口純一(かわぐちじゅんいち)氏の湯呑みが贈呈されました。

 「工芸のいま 伝統と創造 - 九州・沖縄の作家たち - 」は3月15日(日)まで 3階特別展示室で開催しています。なお、染織作品については2月10日(火)から展示替えされており、まだお越しいただいていない方にはもちろん、一度お越しいただいた方にも楽しんでいただけるようになっていますので、是非ご来場ください。皆様のご来場を心よりお待ちいたしております。

青瓷彫文壺
青瓷彫文壺
(せいじほりもんつぼ):2006年

中島宏(なかじまひろし):日本工芸会西部支部幹事長

1941年10月1日、佐賀県武雄市で生まれる。56年、古窯跡の発掘などで古陶に親しみ、実家の中島製陶所で作陶に従事。58年兄均の日展入選に刺激され陶芸を志す。66年小山冨士夫を訪れ、青磁の追求を決意する。69年独立し弓野窯跡に開窯。独自の青磁を求め続け、2007年青磁で重要無形文化財保持者に認定。