博物館からのお知らせ

装飾古墳バーチャルシアター新番組
「黄泉国への旅立ち-うきは市珍敷塚古墳-」

 毎年春恒例の、装飾古墳バーチャルシアターの新番組。今年は、いよいよ九州の装飾古墳の代表的な彩色壁画のひとつ、珍敷塚(めずらしづか)古墳が登場します。
 文化交流展室の関連第4室のサインにもなっている、太陽の下で船を漕ぐ人物。この古墳の壁画のモチーフは、時には雑誌のロゴなどにもよく登場しています。ところが、1500年近くの年月によって、壁画の色彩はうすれ、当時の輝きが失われてしまいました。
 新登場のこの映像では、「層状表面分解法」という新しい技術を駆使して、美しさをよみがえらせました。船を漕ぐ人だけでなく、現状の壁画ではほとんど判別が困難な、画面右側のヒキガエルもはっきりと確認することができます。古代人の精神世界をうかがわせる、珍敷塚古墳のバーチャル映像。どうぞご期待下さい。

映像番組:
「黄泉国への旅立ち-うきは市珍敷塚古墳-」

上映場所:
九州国立博物館文化交流展室関連第5室 装飾古墳VRシアター

上映:
平成25年4月2日(火)より

同時上映:
「冥界を照らす光 〜日岡古墳 最古の彩色壁画〜」

番組タイトル

番組タイトル

写真画像と見まごうばかりのVR映像

写真画像と見まごうばかりのVR映像

壁画がよみがえったヒミツ。層状表面分解法

壁画がよみがえったヒミツ。層状表面分解法

壁画がよみがえったヒミツ。層状表面分解法

同時上映:「冥界を照らす光 〜日岡古墳 最古の彩色壁画〜」