過去の展示情報

トピック展示 :

江戸の風俗画


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展示期間:

平成22年2月3日(水)〜3月14日(日)

展示場所:

文化交流展示室 関連第11室

概要:

 人々の生活の場面を明るく活き活きと描いた風俗画は、江戸時代に入り大きく花開きました。そこには都市の賑わいや遊里(ゆうり)の様子、歌舞伎や花見など、当時の人々が愛した場所やイベント、流行の先端をいくファッションが華やかに描かれています。これら現世の様子を写し出すという心は、やがて浮世絵誕生へと繋がっていきました。
 今回の展示では、江戸時代初期の優品に加え、美人画の最高峰である菱川師宣(ひしかわもろのぶ)筆「見返り美人図」を特別に展示いたします。江戸時代の名品を通じて、当時の人々の喜び、楽しみ、憧れなどをお感じいただければ幸いです。

主な展示品:

主な展示作品
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展示作品の紹介
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見返り美人図

見返り美人図
菱川師宣筆
江戸時代 元禄年間(1688〜1704)前期
東京国立博物館蔵

見返り美人図
菱川師宣筆
江戸時代 元禄年間(1688〜1704)前期
東京国立博物館蔵

洛中洛外図屏風

洛中洛外図屏風 6曲1双
江戸時代 17世紀
九州国立博物館

洛中洛外図屏風 6曲1双
江戸時代 17世紀
九州国立博物館

邸内遊楽図屏風

邸内遊楽図屏風 2曲1隻
江戸時代 17世紀
九州国立博物館

邸内遊楽図屏風 2曲1隻
江戸時代 17世紀
九州国立博物館

担当研究員のコメント

人々の日々の営みを明るく楽しく描く「風俗画」。菱川師宣「見返り美人」(東京国立博物館)をはじめとする名品の数々をご紹介いたします。

金井裕子(企画課研究員)


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