特別公開

国宝　琉球国王尚家関係資料修理完成記念特別公開

展示期間：

平成25年4月23日（火）〜6月2日（日）

展示場所：

文化交流展示室　第Ⅴテーマ

概要：

　琉球王国の歴史において、尚思紹（しょうししょう：在位1406〜21）・尚巴志（しょうはし：在位1422〜39）より尚徳（しょうとく：在位1461〜69）に至る七代の王統を第一尚氏時代、尚円（しょうえん：在位1470〜76）より尚泰（しょうたい：在位1848〜79）に至る十九代の王統を第二尚氏時代といいます。尚家伝来の本資料は、琉球の歴史を伝える貴重な資料群であり、平成18年（2006）6月には沖縄県初の国宝に指定されました。

　このように大変貴重な本資料ですが、これらのなかには長く伝えられる間に虫喰いなどにより損傷してしまったものも少なくありません。そのため、平成21年度より那覇市が事業主体となり継続的な保存修理が行われ、平成24年度には文化庁・公益財団法人住友財団・公益財団法人朝日新聞文化財団の助成のもと、当館の文化財保存修復施設において一般社団法人国宝修理装潢師連盟九州支部による修理が実施されました。この度は、平成24年度に修理された資料の一部を公開いたします。

展示作品：

指定	名称	時代	所蔵
国宝	冠船之時両勅使様御乗船於海上護送通事請取拂帳	琉球・第二尚氏時代道光18年（1838）	那覇市歴史博物館
国宝	戌冠船護送大通事日記	琉球・第二尚氏時代道光18年（1838）	那覇市歴史博物館
国宝	下庫理勢頭方冠船日記	琉球・第二尚氏時代道光18年（1838）	那覇市歴史博物館
国宝	諸宴参将弾壓官以下惣唐人御取持日記	琉球・第二尚氏時代道光18年（1838）	那覇市歴史博物館
国宝	冠船付崇元寺御参拜日記	琉球・第二尚氏時代道光18年（1838）	那覇市歴史博物館
国宝	碑文石塔方日記	琉球・第二尚氏時代道光18年（1838）	那覇市歴史博物館
国宝	勅使以下唐人よ里國王并王子以下役々江進物帳	琉球・第二尚氏時代道光18年（1838）	那覇市歴史博物館